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風の行方とハードボイルドワンダーランド

再雇用の機会を捨て自由な時と空間を・・・ 人は何のために生まれてきたのだろうか? これから本当の旅がはじまる・・・

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今さらのインフルエンザの話

先日の記事。内容は見出しの通りで、何を今さら感がいっぱい。

今シーズンのインフルエンザの流行に対しては、「新型コロナウイルスとインフルエンザがこの冬に同時流行する「ツインデミック」への懸念が高まり・・・」という風潮の中、昨年9月に今シーズンはインフルエンザの流行はない(きっぱり)という記事を3回連続でヶ歳下。それだけではもったいないので、アゴラに投稿、採用され、実名をもって世界を啓蒙した。まるでドン・キホーテののような蛮勇に見えるが真実は真実。

その時の3回目の記事「新型コロナ:ツインデミックは起こらない!(3)」が→こちら

言いっぱなしなのは気が引けるので1月にその後の経緯を検証、「ほら言ったでしょ」状態を「日本におけるコロナの実態(8);インフルエンザと新型コロナの素敵な関係」→こちら、という記事にまとめている。

20210404インフルエンザ

と、いうことが書きたいわけではない。記事の中に、国立感染症研究所の長谷川秀樹インフルエンザウイルス研究センター長のご指摘やお話が掲載されていた。曰く、この減少は、

「海外との往来の制限や3密を避けるといったコロナ対策が影響しているのは間違いない」と指摘する。

そのうえで、毎年流行する季節性インフルエンザで同じ対策をするのは現実的ではないが、ほとんどの人が免疫を持たない新型インフルエンザのパンデミック(世界的流行)が起きた場合に行えば「感染の広がりを食い止められるかもしれない」と話している。


これが「専門家」やコメンテーターならまたバカが、と一笑に付すところだが、話をしているのは「国立感染症研究所インフルエンザウイルス研究センター長」である。それがこんなバカだったという証明。名誉棄損で訴えられたら受けて立ち、法廷で真偽を争うのも一興かと思う。

これは例年のインフルエンザの流行パターンの例として、2019年第4週(ピーク時)の厚生労働省HPにあるプレスリリースからの定点インフルエンザ患者の総数(一週間分)と今年2021年第4週の総数。今年が64人に対し、2019年は28万人。今年は約4000分の1に激減、というより、前の記事に書いたとおりほぼ絶滅している。この週だけでなく、1月の記事にもその時点で2000分の1であった旨、記してある。
202103インフルエンザ発生状況

地球上のあらゆる出来事において、何か特別な要因によって減少が生ずることはままあるが、通常は何割減というレベル、100分の1になれば超の付く異常事態、1000分の1になればカタストロフィックな全く別の事象が生じていると考えるべき。

それにもかかわらず、「海外との往来の制限や3密を避けるといったコロナ対策が影響している」との認識を述べられたわけで、「国立感染症研究所インフルエンザウイルス研究センター長」にして科学の常識も持ち合わせていないんだ、とただただ呆然とした次第。日本の将来は絶望的に暗い。
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