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風の行方とハードボイルドワンダーランド

再雇用の機会を捨て自由な時と空間を・・・ 人は何のために生まれてきたのだろうか? これから本当の旅がはじまる・・・

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「人間の器」

昔から新聞に掲載される本屋雑誌の広告に目をやる習慣がある。緑書房の「養殖ビジネス」や「養豚界」」にもいつしか親しくなっているぐらい。先日目に留まった本の宣伝がこれ、「人間の器」。「砂の器」や「悲の器」からの連想という訳ではない。著者は元伊藤忠商事の社長さんで面識もないが、本のキャッチコピーにひかれたもの。この手のビジネス本を購入したことも購入する気になったこともないが、いくつか感心したフレーズがあったので書き留めておく。
20210403人間の器

そもそも人間の器に大小があるとして、それは生まれついてのものであり、器の小さい人がこの本を読んで大きくなるわけがない。さらにこの本を手にしようとした時点で自分の器が小さいことの何よりの証明であり、また目に留まるというだけでも同類なのかもしれないが、それはさておき本題へ。

氏によれば「器が大きい」とは自分に何の利益がなくとも他人のために行動できる人だという。この一節に思わず目が止まった。確かにそうかもしれない。

ついで、細かな箇条書きが並ぶが、以下の記述に納得した。この方、ただの社長ではなく極めて人間としての品格の髙いお方かと思う。現在の伊藤忠があるのもこの方の育てた方々がいらしてこそ実をむすんだのだろう、と書くと事情も実態も知らないくせにと叱られそうだが少しはそういう要素もあると信じたい。

・自分にしかできないことを、やる
・人間としての責任を果たす
・「何もしない」ときの質を上げる
・人間の器は雑務に表れる
・ときに積極的にあきらめる

これだけわかれば、やはり本を買う必要はなさそう。

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