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風の行方とハードボイルドワンダーランド

再雇用の機会を捨て自由な時と空間を・・・ 人は何のために生まれてきたのだろうか? これから本当の旅がはじまる・・・

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暗号解読

昔、大英博物館を初めて訪れた時の最大の目的はロゼッタストーンだった。ナポレオンのエジプト遠征の時に発見され、シャンポリオンのヒエログリフ解読のきっかけとなったものである。
114.4cmX72.3cm 20210412rosetta-stone_medium.jpg

ロゼッタ=ストーンの文字の刻印された面は三段に分かれ、上段に神聖文字(ヒエログリフ)、中段に民用文字(デモティック)、下段にギリシア文字が記されていた。上段のヒエログリフと中段、下段は同じ内容であろうという仮説から、ギリシア語部分をもとにしてヒエログリフの解読が試みられたが、ヒエログリフの部分の破損が大きかったこともあって成功しなかった。そのような中、フランスのシャンポリオンは、ロゼッタ=ストーンの写本をもとに研究を続け、1822年、解読に成功したと発表した。彼はそれまでの解読者がヒエログリフは表意文字(文字の形に意味がある文字)と思い込んでいたのに対し、表音文字であると仮定して、プトレマイオスとクレオパトラの固有名から文字の音価をさぐりあて、古代ギリシア語に近いコプト語の知識を生かして解読に成功した。

ヒエログリフ部分の拡大図。長い丸で囲まれた部分がカルトゥーシュと呼ばれる王の名前。
20210412ヒエログリフj (2)

と、長い前書き。暗号解読は、現在は素数論に基づく超のつく煩雑な数学的計算であるが、古代文字の解読は古典的暗号解読でもあった。ヒエログリフは王の名という固有名詞をカギとした暗号だった。

新宿東口に東京都の観光案内書があり、東京のガイドブックが各国語無料配布されている。先日、この韓国語版と日本語版を貰ってきた。韓国語を話す気も勉強する気もないが、隣国の文字を読めないというのも思えば情けないと思い、暇つぶしにこの二冊をもってロゼッタストーンとし、韓国語を解読することにした。
20210412東京ガイド

そうはいってもかしこまったものではなく、電車の待ち時間や車中で眺めるだけ。地名がまさにカルトゥーシュ、上図ではこれがトウでこれがキョウなんだとわかる。たくさんの地名を眺めるうちに、ハングルがローマ字のように子音と母音の組み合わせであることがわかった。

この程度はハングルの入門書を買えば1分でわかることなのだろうが、暗号解読が目的だからかまわない。これで電車の待ち時間が苦にならなくなった。
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