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風の行方とハードボイルドワンダーランド

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アメリカのマスクを巡る新指針

今朝のロイターでこんなニュースが。米疾病対策センター(CDC)といえば日本の厚生省のようなもので、質的にははるかにレベルの高い組織の公式発表である。日経新聞も夕刊でカバーしていたが記事の引用は先に報じたロイターを使用。

日経夕刊のトップ記事が「緊急事態、3道県追加 北海道・岡山・広島 16~31日まで 方針変更、強い措置」というもの、アメリカと日本では深刻度がかなり異なる印象を受ける。もちろん現在も感染状況がより深刻なのはアメリカ。
ロイターの見出し 20210514アメリカ・マスク

[ワシントン 13日 ロイター] - 米疾病対策センター(CDC)は13日、新型コロナウイルスを巡る指針を改定し、ワクチン接種を完了した人は屋外および屋内の大半の場所で、マスクの着用は不要と定めた。

ソーシャルディスタンシング(社会的距離)についても、大半の場所で維持する必要はないとした。一方、航空機や電車、空港や駅、病院などの屋内では、ワクチン接種を完了していても引き続きマスクの着用を推奨した。

(中略)バイデン大統領はこの日、ホワイトハウスでマスクを着用せずに発言。「重要な節目で、素晴らしい日だ」と強調し、マスクを外せるようになれば、米国人は再び笑顔で挨拶できるようになると述べて笑みを浮かべた。

CDCは発表文で「過去数週間に確認した追加データは、ワクチンが実社会で効果があり、変異株にも効力を発揮し、接種完了者が他人にウイルスを感染させる可能性が低いことを示した」と説明した。


まず現状確認から。面倒なので先日使った図で代用する。10日のデータだが、アメリカ、単位人口当たりの感染者数は1月のピーク時から現在は確かに6分の1程度に急減したが、それでも日本の3-4倍の感染者を記録している。今後ワクチン接種が進めばアメリカの感染者数は日本並になると期待されているのだろう。

言い換えると、緊急事態宣言が追加で発出されている日本は、国民全体へのワクチン接種完了し期待された効果が実現したアメリカの理想像と同じ状況にある、ということでもある。
20210510インドとの比較(1)

何を言っているかわからない人のための補足。下図はアメリカと主なヨーロッパの国々、それにイスラエルとインドをおまけに加えた新型コロナの累計感染者数。比較のため、単に人口100万人あたりの感染者で示している。これらの中ではアメリカが最大で約10万人の累計感染者、以下イスラエル、フランスが9万人台、スペイン、イタリア、イギリスが6万から7万人台、現在のホットスポットのインドで1.7万人という現状である。赤枠の日本は5300人ほどで、アメリカの19分の1、ヨーロッパの12分の1ほどである。

これらの値は時間と共に増え続けるが、日々の感染者数が日本より多い限り比率は大きく変わらない。この比率は各国国民の新型コロナウイルスに対する感染しやすさを表している。国によって環境や状況は異なるにしろ、結果としてアメリカ人は日本人より19倍感染しやすく、ヨーロッパ人は平均で12倍ほど感染しやすいという紛れもない事実がある。
20210514アメリカ・マスク2

ワクチンの有効性は最大95%と言われている。現実的には接種率などの揺らぎもあるので90%効果あれば上出来だろう。すなわちこれらの国では今後感染者数が10分の1になれば、ワクチンによりコロナを征服したと大々的に勝利宣言が出されると思われる。その実例の一つが今回のアメリカ。

感染者数が減少してゆけばワクチンパスポートが発行され、欧米人でもワクチンパスポートがあれば入国自由、という事態になりそう。しかし、そのような状況に至ったところで、欧米人のワクチン接種後の感染者率は多分緊急事態下の現在の日本の感染者率より大きい可能性が高い。

オリンピックを控えワクチンパスポートさえあれば大丈夫と、新聞テレビがはしゃぎだす嫌悪感を覚えるのは新聞テレビをバカにしすぎ?
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