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風の行方とハードボイルドワンダーランド

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新型コロナウイルスワクチンの効果(3)

ヨーロッパの国々の大半が30%以上の接種率に達している状況において、下位に並ぶのがこれらの国々。アルバニア以下の国々の感染状況を見てみる。アルバニアがこの中では一番高い16%で、以下ブルガリアとロシアの10%が高い方。あとは一桁で、ワクチン接種状況に関しては多かれ少なかれ日本の現状のような状況に置かれている。
20210519ワクチン・ヨーロッパ下位

とりあえずこれらの国々の接種率の推移。当然ながら接種開始時期は接種先進国より遅く、イギリスやアメリカにおいて感染者のピーク時=収束開始時期のワクチン接種率、5%に達したのは、ブルガリア、ロシアで3月下旬、アルバニアははっきりしないが早ければ2月後半の可能性がある。他の国はすべて5月になってから、未だ5%に達しない日本のような国もある。

このワクチン接種状況から、どのような感染推移状況にあると推定されるだろうか?
20210519下位ワクチン

現実はこちら。

まずアルバニア。接種率下位の中では一番接種率が高く、かつ接種開始も早いとみられる国。2月下旬に新規感染者数はピークアウトしており、接種率5%達成の推定時期に一致する。

ブルガリアも同様に接種率5%達成の推定時期である3月下旬過ぎにピークアウトし、接種率10%にしてイギリス並みの感染抑え込みに至っている。なお、図の底辺にへばりついている水色のラインが日本の感染推移で、ブルガリアの抑え込みレベルは緊急事態宣言下の日本の現在と同じような新規感染者レベルにある。

同じく接種率10%のロシア、全く様相を異にしており、ワクチンなど何の意味もないかのように昨年から収束期に入り、現在はブルガリア並。

興味深いのがその他の接種率最低を競っている国々。昨日見たように、接種率が高く、かつ収束率(感染者減の大きさ)の大きい国は、接種前の感染者レベルが高い。それに較べ、接種率の低い国々は、日本にははるかに及ばないものの、大雑把に見て感染者レベルが低い。そしていずれの国も一様に3月下旬ごろにピークアウトし、まるでワクチン接種率が高いかのように一様に収束傾向を示している。ピークアウトの時期のワクチン接種率はいずれも1-3%であった。

昨日、こう書いた。これと全く同じ傾向が、ワクチン接種率が著しく低いにも関わらず、観測されているのである。
その他の国々も、これら4か国ほどの急減は見られないが3月半ばから4月にピークを観測し感染は収束に向かっている。ワクチン、イギリスのような劇的な効果が見られるとは必ずしも限らないようだが、何らかの効果はあるように見える。

今日のデータの示すところは「ワクチンの効果を認め難い」であって、昨日のデータは「何らかの効果はあるように見える」のはワクチン接種率が高いからにすぎない、という結論になる。とりあえず今日はここまで、ワクチン信者に対して不都合な真実を示すだけにしておく。


20210519下位感染者

参考までにワクチン接種率上位国と下位国の感染者推移を並べて再掲しておく。ちなみに縦軸、横軸のスケールは同じ。
20210519上位感染者a 20210519下位感染者
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