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風の行方とハードボイルドワンダーランド

再雇用の機会を捨て自由な時と空間を・・・ 人は何のために生まれてきたのだろうか? これから本当の旅がはじまる・・・

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コロナ本(2)

今日も新聞の広告から。先日コロナ本をパラ見した記事を書いたが、今日は広告だけでの書評。タイトルは「もうだまされない 新型コロナの大誤解」というお題で、著者が西村秀一氏。
20210626コロナ本

この本のポイントの一つが著者。西村氏は現在、国立病院機構仙台医療センター臨床研究部ウイルス疾患研究室長という、現職の研究者で、その部署が臨床研究部ウイルス疾患研究室と、数多の新聞テレビに登場する「専門家」とは格が違う。ちなみに略歴がこちら。

1955年山形県に生まれる。1984年山形大学医学部医学科卒業。医学博士。山形大学医学部細菌学教室助手を経て1994年4月から米国National Research Councilのフェローとして、米国疾病制御予防センター(CDC)のインフルエンザ部門に留学、その後同部門の客員研究員。1996年12月に帰国後、国立感染症研究所ウイルス一部主任研究官を経て、2000年4月より現職。専門は呼吸器系ウイルス感染症、特にインフルエンザ。

そんな現職の研究室長が書いた本とあれば、人生の全体重をかけての真実の吐露と考えて良いだろう。内容に関する情報は上記の広告と目次だけだが、これらは編集者がまとめたものなので多少の誇張や表現に違和感もあるものの、何がポイントかははっきり見える。

ここで取り上げたのは、それらがこのブログで昨年春から縷々書き記してきたことと全く同じだったから。タイトルに「大誤解」とあるが、本に書かれたことは、本物の専門家であるだけに昨年春には認識していたはず。立場上わからなくもないが、いまさら「大誤解」とされると、もっと早く公言してくれていたら日本の社会の様相はずいぶん変わっていたのに・・・と。

さて目次から。なお広告には目次からチェリーピッキングされた言葉が並んでいる。
・第1章 新型コロナは空気感染しかしない
もはや笑うしかない新型コロナ対策。でも、笑えない
ビニールカーテンやパーティション設置の大きな落とし穴
テーブルやドアノブの消毒や環境消毒なんて無意味です


こう並べられると、ブログの盗用ではと言いたくなるぐらい全く同じ。新型コロナは空気感染、というのがコロナに対する根本の認識の一つで、昔の記事を閲覧すると4月28日の「新型コロナウイルスの正体(1)」に記述していた→こちら。このシリーズは6回書いていて、新型コロナに関する基本事項は5月上旬時点でほぼ網羅されていた。さて「空域感染」に関する文章を引用すると、
すなわち、COVID-19が肺細胞で増殖するということは、感染者が息をし続けるかぎりは、呼気に混入してウイルスが外に放出され続けるわけだ。一方「人間の気道は病原体を取り除く優れたフィルターなので、気管支の奥まで至るには多数のウイルスを吸入する必要がある」そうだ。すなわち感染のためには「長時間にわたる強度の(ウイルスの)曝露が必要」でもあるという。

第2章 手洗いよりうがいのすすめ
対処の基本は、結局のところ長時間の3密回避とマスク
感染者との出会いも短時間なら恐れることはない
たった1回の咳では容易に感染するような量のウイルスは出ない


マスクに関してどう書かれているのかわからないが、他に関してはブログに書いてきた主旨範囲。要は、全て1年前にはわかっていたことばかりということ。

なお、マスクには章を割いて書いておられる。ただし、「ウレタンマスクはスッカスカ!」と見だしにあることから、手作りマスクの効果は推して知るべしであり、広告にも「外を歩く時にはマスクはいらない」とある。クラスターが感染防止対策が十分であるはずの病院や各種施設などで頻発してしている実態はご存知のはずで、「マスクの生命線は素材性能と密着性」ともあるから、形だけのマスクに意味や価値があるとは書かれていないと思われる(書かれていたらゴメンナサイ)。
第4章 ウイルスに勝つマスクの達人
ウレタンマスクはスッカスカ!     
マスクの生命線は素材性能と密着性


広告に「怖いのはウイルスよりも間違った情報の蔓延だった」とある。たぶん編集者が考えもなく入れたのだろう。しかし間違った情報はウイルスと異なり不可抗力により蔓延するものでなく、故意か無知かは別にして、人間により発信されたものである。それを信じる信じないは、法的拘束力があるわけでなく当初から国民の自己責任で判断することができた。コロナ騒ぎに対するテレビ新聞の報道状況やそ各知事の対応を振り返れば仕方ない面はあるが、それを「蔓延」と他人事のように書かれると責任転嫁が透けて見えるようでちょっと違和感あり。

本を読んでいないのでお薦めするわけではないが、興味ある人はどうぞ。

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