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風の行方とハードボイルドワンダーランド

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高齢者に対するワクチンの効果

コロナ記事のついでにもう一件。東京都における高齢者に対するワクチン接種の効果について。ワクチン接種の予約で大騒ぎになったぐらいだから、高齢者のワクチン接種率は高いはずでかつ感染者の推移を見れば、その効果の実態がわかるはず。

まず、ワクチンの接種状況、NHKがわかりやすい図を用意していた。7月28日現在で、東京都の65歳以上の高齢者では8割が接種を受けていて、さらに7割が2回の接種を完了しているそうだ。イギリスやイスラエルで劇的な感染者の減少を観測した時の接種率より30%ぐらい高い感じ、東京都の高齢者に関しては世界でもトップクラスの接種率と見てよさそうだ。
20210729東京ワクチン高齢者

その結果の一つがこちらで、新規感染者における高齢者の比率が激減しているという話は知っているが、実施のデータがこちら、出典は都のモニタリング会議資料。赤線の枠内が60歳以上の感染者の比率の推移。
20210729東京都モニタリング会議2

これだとわかりにくいので、別の図を掲載、出典は同じ。ワクチン接種前の65歳以上の高齢者における感染者比率は11%だったが、先週は2.9%に減少、「激減」かどうかは別にして比率は約4分の1に減った。

一方、同図には新規感染者の実数が棒グラフで示してある。1回目の接種開始が5月初め、2回目が6月初めで、5月中旬の週に600人をピークに減少し、6月中旬に週160人のボトムを観測した。この時点のワクチン接種率は50%を越えており、さすがワクチンと国中ワクチン賛歌で沸き返った。が、その後増加していき、直近の週では300人超とボトムからほぼ倍増している。
20210729東京都モニタリング会議

さらに長い目で見るとこんな感じ、大きなピークが1月の感染ピーク時。高齢者の感染者数はワクチン接種率が80%を達成しているが、昨年の感染者より多いぐらい。

ワクチンを接種していない若い人の感染が多いため高齢者の比率が「劇的に」下がっただけで、高齢者の感染者が大きく減った訳ではなさそうだ。ただワクチンがなければ現在の4倍になっていた可能性も大きく、日本人に対してもワクチンの感染防止効果はある程度あるのだろう。

比率と実数、どちらも真実で統計のマジックでも何でもない。ただ第三者が「高齢者の感染比率が大きく下がった」というのはかまわないが、高齢者自身がその台詞を口にするのは止めた方が良い、現在の高齢者の感染リスクは昨年より高いというのが実態だから。

なお、ワクチンには大きな重症化防止効果があるのは、どの角度から眺めても確か。重症化リスクを避けたい人はにはワクチン接種をお薦めする(オマエには言われたくないという声がたくさん聴こえそう)。
20210729東京高齢者
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