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風の行方とハードボイルドワンダーランド

再雇用の機会を捨て自由な時と空間を・・・ 人は何のために生まれてきたのだろうか? これから本当の旅がはじまる・・・

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「江夏の21球」

今日の「IKKEIプラス1」、「アスリートの軌跡 壮大な物語」というお題で、スポーツにまつわるリアルな人間の物語について書かれた本のベスト10。そこで目に留まったのが3位にランクインした「江夏の21球」。本になっていたらしい。

高校時代の1980年に「Number 1」という雑誌が創刊された。正確には「Number」という雑誌で、発行するごとに番号が増えるので今もあればNumber367とかになるという仕組み。いずれにしろ創刊号だったので「Number 1」。この雑誌の目玉が「江夏の21球」という書下ろしドキュメンタリーだった。

20210821江夏

舞台は日本シリーズは広島と近鉄で、3勝3敗で迎えた第7戦、広島が4対3でリードしていた9回裏、エース江夏がノーアウト満塁という劇画ののような絶体絶命の危機に陥った。しかし江夏はこのピンチを切り抜けた。なぜ覚えているかというと、このドキュメンタリーは9回裏の江夏の心境や追う近鉄の状況などを、江夏の一球一球について克明に記した類まれなドキュメンタリー作品になっていたからだった。

プラス1の記事には「クールな文体、映像的で臨場感に溢れる独自の表現」と綴られ、3位にランクされるのだから当然だが、文学的にも評価されていることがわかる。ちょっと懐かしい青春時代の記憶。

ウィキペディアに実戦の経緯が載っていたので、11球目から17球目までをコピペ。本の雰囲気が多少伝わるだろう。

11球目に敬遠となって無死満塁となり、江夏は失点と敗戦を覚悟した。そこで江夏は開き直り、次打者の佐々木恭介に対しては押し出しや犠牲フライなどのような中途半端な結果になることを嫌い、「打てるものなら打ってみろ」という強気の投球を展開した。これが江夏を始め広島側にとって完璧な組み立てとなり、一方の西本は無死満塁という絶好の機会に勝ちを確信してしまい、逆に落ち着きを失っていた[13]。佐々木への初球(12球目)はバットを出しかけたが止め、江夏は打ちに来ている、つまりスクイズは無いことがわかった。さらに江夏は、佐々木が狙い球をカーブに変えたことを読み、13球目に外角へ直球を投げた。これを佐々木は見逃してストライクとなった[14]。

14球目に佐々木が三塁線へ際どいファウルを打った。見る角度によってはヒットに見えたため、近鉄は勝利と思い一塁ベンチに紙吹雪が舞った。しかし江夏は、「あのコース(内角ベルト付近)を引っ張っても絶対ヒットにならない。ファウルか内野ゴロか」と確信しており、全く慌てなかったという。観戦していた野村も「カウント稼ぎに振らされた」と分析し、全く驚かなかったという[15]。この直後、一塁・衣笠祥雄が江夏の元へ向かい、「オレもお前も同じ気持ちだ。ベンチやブルペンのことなんて気にするな」と声を掛けたという。江夏はこれについて、自分が打たれて衣笠が辞めるのは「考えてみればバカバカしい」としつつも、自分と同じ考えを持つチームメイトがいたことに「嬉しかった」「心強かった」とし、平静さと集中力を取り戻すことが出来たという。その直後、佐々木への勝負球として平野に投じた8球目(ハーフスイングを取られた膝元へ落ちるカーブ)を思い出し、実際に17球目に投じて佐々木を三振に打ち取っている[16]。



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