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風の行方とハードボイルドワンダーランド

再雇用の機会を捨て自由な時と空間を・・・ 人は何のために生まれてきたのだろうか? これから本当の旅がはじまる・・・

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甘い汁

今朝、発行所に行く前の市ヶ谷のルノアールで某証券会社のお姉さんと面談した。先日ある投資信託の説明と資料の提供を受け、後日資料を検討の結果、どうみても、世の中にこんなうまい話があるのだろうか?という理解だったため、それを確認して正しければ申し込みをするという目的。

この投信、わかりやすく書けばこんな感じ。

現在の時価は12,000円ぐらいで毎月200円の分配金がある。コロナ暴落のあった2020年の実績は合計2000円。利息にすると年16.7%の単利。銀行の定期預金の利率が、よく知らないがコンマちょっとという時代にマユツバ物のリターン。投信の申し込み手数料は購入額の3.3%と普通だが、毎月定額の購入にすると手数料はタダ。普通この手の投信はタコ足配当なのだが、直近の4年間の実績は分配金を払い続けているにもかかわらず、基準価格はほぼ一定。毎月の定額購入なので、値下がり時に購入口数は増え、値上がり時に購入口数は減るので、価格変動の単純平均より安く購入できる。

背景抜きでこのような説明を書くと、詐欺に引っかかって可哀そうと同情されることだろう。が質疑応答の結果、上記の理解で正しいことが確認できた。世の中に旨い話があることは実際に経験して知っている。本件もその一つのようだ。

下図が説明書と目論見書からの抜粋。青が基準価格の推移でオレンジが分配金の実績。
20210913AB米国成長株投信D1

分配金の数字はこちら。
直近の実績 20210913AB米国成長株投信D3

では、世の中のどのくらいの人が甘い汁を吸っているのか、と書くと悪いことをこそこそやっているように思われるが、いずれも公正堂々とした市販の金融商品。この投信は4コースあってその純資産総額は昨年末現在で、約1兆4000億円。これは投資信託としては異例の大きな規模、一人平均1000万円購入したとすると14万人になる。小口の人が多いだろうから数十万人というのが推定値、けっして少なくない。

世の中の数千万人は銀行などの定期預金で低利に甘んじている。要は説明内容と資料を正確に理解できるかどうか、そしてリスクは不可避なのでそのリスクをどのように定量的に認識できるか、それが格差を生じる一つの要因であるのも確かだろう。

結果はどうなるか、来年末に結果を記す予定。



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