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風の行方とハードボイルドワンダーランド

再雇用の機会を捨て自由な時と空間を・・・ 人は何のために生まれてきたのだろうか? これから本当の旅がはじまる・・・

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終わりの始まり?

「終わりの始まり???」という記事をコロナ騒ぎの始まったばかりの頃である約1年半前の2月に書いた。今回と同じタイトルのようだが、この時は?マークが3つで今回は1つ。よりリアリティが出てきたという現状を?マークの数で示したつもり。この記事では主旨としてこう記していた。雑駁な表現ではあるが、話のベクトルは正しく基本的に間違いではないだろう。参考として「終わりの始まり???」の記事を貼っておく→こちら

日本に関して言えば、円安=輸入物価高=インフレ率目標達成=社会全体のインフレ化=金利の上昇=財政リスクの顕在化=円安というインフレスパイラル。まさに終わりの始まり。

半年後の10月、約一年前になる、に「日本の不都合な未来」と「日本の不都合な未来(2)」という記事を書いた。主旨は同じだが、前回の目先のデータについての記載だったがこの時は事態の本質について詳述したもの。めったに見られない貴重な資料もあるので必見、この時の記事もご参考までに貼っておく。
→こちら
→こちら

結果としては円の暴落は不可避、輸入物価の上昇でインフレ、金利の上昇、債務の発散の加速、円の暴落のスパイラルに陥らざるをえない。放置すればジンバブエ状態に。問題はいつこのような状況に陥るかだけ。個人としてこの現状を変えることはできないので、自分でこの事態に備えねばならない。

こんなことを書くぐらいだから、実は個人的な一番の関心事が、コロナでも大谷でも総裁選でもなく金融経済関係の動向。最近、これまでの記事が杞憂ではなく足音が聞こえるような気がするので簡単にまとめてみた。背景というか基礎知識はこれまで書いてきたので略。

1年半前の時点で、日本の債務残高はGDP比でタントツの1位であった。現在もその状況は変わらないが、世界的な新型コロナウイルス感染症の蔓延により、自国の経済と社会が破滅的な状況に陥ることを防ぐため、全ての国が大規模な金融緩和を実行、具体的には国債を発行、中央銀行が購入して政府に供給してきた。日本がやってきたことと同じだが、違うのは節度。それもコロナの収束と経済活性化の目途が見えてきたため、財政の健全化に向けいわゆる出口政策に移行する時期を図っている状況にある。具体的には政策金利の利上げと増税等による市中の金の回収。

政策金利が上がると国債の、特に長期債の価格が下がる。現在足元で目立つのが米国10年債の金利。今年前半に長期債の指標である米国10年債の価格が下落、金利が上昇した時はどうなることかとの疑心が生じたが、一時的なものとの見解通りに下がったのだが、ここにきて再度上がり始めている。
20210927米国10年債利回り

米国債の金利が上昇すれば、低利のままの日本国債、言い換えれば円が売られる。下図はドル円相場の推移で、上に行けば円安、下に行けば円高。米国10年債の利率上昇に伴い円安が進行しているのがわかるだろう。

日本の金利を上げれば円安を防ぐことができる。しかし日本の金利を上げると国債は暴落、毎年不可欠な国債借り換えのための新発債は高金利となる。そうなれば世界最大の国債を抱える日銀は債務超過に陥ってしまうので金利を上げることはできない相談。
20210927円ドル

先日、ノルウェーの中央銀行が先陣を切って利上げ、その動きに伴いノルウェークローネも上昇基調にある。先進国の中で利上げのできないのは日本だけ、ユーロが利上げしていないので対ユーロで上昇したが、日本以外の国すべてが財政健全化のため利上げに移行すれば、日本だけが取り残され円は暴落することだろう。
20210924ノルウェー利上げ

去年の観測と大きく異なるのが商品価格の上昇である。インフレの定義が少々複雑なので、インフレとは異なるが今年になって、世界各地で様々な商品が高騰を続けている。下図はアメリカ消費者物価指数と日本の商品指数の推移。時間軸が大きく異なるが、日本の直近の商品価格も上昇している。実感がないのは消費者価格に反映されていないだけ。
20210927米国CPI 20210927日経商品42種

これも同じ類のデータで、国際商品指数、コロナ前を大きく上回っていて、チャート上の天井の兆しは見えないし、価格の背景のファンダメンタルズにも低下の要素はない。
20210927国際商品指数

やがて顕在化してくるであろう円安と物価高。一昔前は日本の技術力をもとに輸出で稼いでいたが今や凋落傾向は明らか、日本は輸入に頼らねば生きていけないのだが、輸入品の高騰と円安が重なれば日本の消費者価格の高騰は避けられない。一方でGDP比2倍を優にこえる債務を抱える国で、国民の生活も逼迫してくるとなると増税どころではない。そんな国の低利の国債を持ちたいという人もいないだろうから、現在のわずかとはいえ日本国債を抱えている外人が日本国債を売りに出せば日本国債は暴落する。日銀が買い支えるのだろうが、そんな無理に同情してくれる国はなく海外の日銀へ信認も崩れてしまう可能性は大きい。

唯一の解決策がハイパーインフレの容認。以前書いたと思うが、黒田さんの異次元金融緩和の目的であった2%の物価上昇率というのは表向きで、インフレ率のオーバーシュートを黙認することで、負債の価値を減免することにあったと思っている。が、それも泡沫の夢。

悲観シナリオを綴るとこんな感じになるのだが、それを否定できる明るい要素は見当たらないような気がする。外れてくれると嬉しんだけど。
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