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風の行方とハードボイルドワンダーランド

再雇用の機会を捨て自由な時と空間を・・・ 人は何のために生まれてきたのだろうか? これから本当の旅がはじまる・・・

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スキー場の積雪量の実態

今日は雪の合間の貴重な小春日(でいいのかな?)。先日、こんなことを書いたことを思い出した、

スキー場の「現在の積雪」に記載されている数値の多くは50-100%誇大表示になっており、ほとんど詐欺に近い。

スキーを止めたからといって、手のひら返しでスキー場に喧嘩を売っているわけではない。スキー場としては雪がいっぱいありますよ、と言いたい気持ちはよくわかるし、斜面の地肌が露出してなければ積雪が50センチでも2メートルでもスキーヤーにとってはほとんどかわりがないので、まあいいか、思ってきた。新聞テレビは虚偽情報だとニュースを流すこともないし、公正取引委員会が実態の調査にのりだしたという話も聞いたことがない。

ノルウェーでも国内のスキー場の積雪情報は新聞に載っていたのだが、精度はずいぶん異なりセンチ単位、37センチとか53センチといった数字が並ぶ。雪の質の違いで、日本のようにフワフワの雪が大量に降ることはめったにないせいで、ゲレンデは少量の雪が降っては融けずに固まるためパンパンの雪面ばかり、エッジをしっかり利かせないと簡単に飛ばされてしまう。

それに対して日本は10センチ単位。そもそも雪の深さといっても広いスキー場のどこで測定しているのか、もしくは測定しているかどうかも怪しいぐらい。たぶん、総務部の広報担当者が適当な数字を入れているというのが実態だろう。ということで、実態の紹介。

こちらが今日のスキー場情報。積雪は250センチとある。
20220119水上高原積雪

こちらがスキー場のライブカメラ。雪の後なので新雪のゲレンデが広がっている。では実際はどのぐらいなのか?
20220119水上高原H1

雪のない時の状態と比べて見る。中央の木を見れば想像がつくが、どう見ても2メートルもないのは明らか。
20211216水上高原H

こちらは同じくホテル前のガーデンスペースのライブカメラ映像。このスペースは除雪されかつ人の往来が激しいので雪がしっかりと踏み固められているので積雪は少なくて当然。250センチというのは人の背丈をはるかに超える雪の量。奥の除雪されたり人の入らないエリアの雪を見れば1メートルもあるかどうか。

この状態はこれまで行ったどこのスキー場でも同じ。だからといってスキー場を非難する気はない。これも、問題がなければいいんじゃないという古来からの日本文化の一端なんだな、と思うと味わい深いものがある。
20220119水上高原H2


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