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2022.02/04 [Fri]
コロナ騒ぎを振り返る
日経新聞朝刊一面にこんな記事が出ていた。日経新聞独自の集計らしいが、一日の感染者数が10万人を超えたという。先日連載を終得た記事「新型コロナの未来(5)」の中で、「多分桜の咲くころには世界中がコロナ禍の終演で浮かれているだろう。」という言葉と共に、「2‐4週間後には100万人当たり1000人、すなわち日々の感染者数が10万人を超える可能性が高いように思われる。テレビ新聞政府各知事は大騒ぎになるだろうが、そうなると覚悟しておいた方が良い。」と書いたので所詮想定内の話、驚くほどのことではない。

とはいえ、切りのいい数字ではあるのでエポックであるのも確か。いいきかいなので2年前からのコロナ騒ぎを感染者数の観点から振り返ってみた。
まず現状、去年の12月1日から現在までの感染者の推移で3月31日まで横軸に4か月間のスパンを取った。データは厚生労働省のHPから。1月中旬から感染爆発という雰囲気である。なお厚生省データではまだ10万人には達していないが、だからと言って問題はない。

さて2年前の4月のコロナ騒動の第一波の時の感染者の推移が下図である。期間は同じく4か月間で2月1日から5月31日までを示した。
やはり、第一波の時は感染者数は少なかったのね、という認識は間違ってはいないがたぶん大きな勘違い。同じような図だが、現状の上の図と2年前の下図とでは縦軸の目盛りが100倍違う。

わかりやすいように両者を同じ目盛で重ねるとこうなる。最初の感染者数などは現状からみればシミのようなもの、以下第二波、第三波と続き、全国的には昨年5月の第四波の感染者ピークが一番大きかった所詮緑で示した程度であった。現状とは桁違いに感染者は少なかったのである。
この事実は後出しじゃんけんで述べているのではなく、2年前からこのブログでたぶん何十回となく、様々な切り口で記してきた。また口先だけというか書いているだけでなく、蔓延防止云々や緊急事態宣言での自粛要請など無視して、ガラガラの高速道路や、貸し切りのゴルフ場、無人の宝川温泉などを楽しませてもらった。多くの国民の皆様に深謝。

一見顰蹙もののようだがそうではない。背景には以下の理由がある。
・2月3月時点では、新型コロナの実態がわからずエイリアンのように全貌が見えるまではただやたらに怖かったが、4月になって感染者数の実態からみて、出来のいい小学生ならわかるくらい日本においては感染の恐れがほとんどなかったこと
・連日テレビ新聞で大騒ぎをしていたが、実態の報道は前日に較べて増加しているというだけ
・西浦某という北大教授が当時の厚生労働省のクラスター対策班の一員であることから、厚生労働省の専門家の見解に科学のかの字もないことがわかったこと
・知事の決定もテレビ新聞、エセ専門家の見解を忖度し、政治的、すなわちマスコミに影響された多数派の選挙民の受けを狙う形づくり(本気だったのかもしれないが)に過ぎないのが明らかだったこと。
・よって自粛のお願いといっても自粛する必要性が認められず、お願いする本人の信仰と同じであり宗派が違うこと
こちらが2年前の4月17日の記事で添付した西浦の有名な40万人死亡説。現在は100倍の感染者なので4000万人が死亡するという理論である。この時の記事にこう書いていた。
この教授、月初に右の図のような試算を発表し、できの悪い学生でもう少しましな図をスタディをするだろうにと呆れたので記憶に残っていた。(中略)厚生労働省がこの程度の人間を招聘し、かつスタディーともいえないものの公表を許すという状況には唖然とするばかり。さらに輪をかけて、驚異のフェイクニュースもどきの記事を、まことしやかに大きく掲載した新聞各社、私が編集長なら豆記事にも載せず、ボツににする。

要するに、これまで繰り返し書いてきたように、多くの国民が約2年間にわたり無意味なコロナ騒ぎをしてきたにすぎない。オミクロン株は確かに肺ではなく上気道に感染するウイルスなのでデルタ株までのコロナウイルスとは異なるとはいえ、これだけ感染者が爆発的に増えても2年前と人々の行動パターンは大きく変わっている。皆さん、ようやくコロナ信仰から解放され始めたのだろう。
下図は昨年7月の第五波であるデルタ株の感染者推移を黄色で重ねたもの。デルタ株は明らかにそれまでの新型コロナウイルスと異なり、日本人にも感染しやすいことが明らかだった。だからそれまでワクチン接種を受ける気はなかったが、9月10月にワクチン接種を受けた。恐れるのはここからで十分だった。

以上は全国的な感染者推移。東京の様子を見る。下図は2年前の9月に使った東京都の感染者推移で第一波と第二波の様子。これだけ見ると第二波はかなり深刻だったように見える。しかし、縦軸の目盛は最大500人、400人を超えた日は4日だけ。一方、今日の新聞によれば(最初の図)現在は2万人なので50倍の感染者が出ている。

下図は新型コロナ流行開始の2年前の2月から今日までの2年間の東京の感染者の推移。赤の四角は上図に対応している。いかに小池知事のはしゃぎ様が無意味だったがうかがい知れるだろう。

2021年6月

とはいえ、切りのいい数字ではあるのでエポックであるのも確か。いいきかいなので2年前からのコロナ騒ぎを感染者数の観点から振り返ってみた。
まず現状、去年の12月1日から現在までの感染者の推移で3月31日まで横軸に4か月間のスパンを取った。データは厚生労働省のHPから。1月中旬から感染爆発という雰囲気である。なお厚生省データではまだ10万人には達していないが、だからと言って問題はない。

さて2年前の4月のコロナ騒動の第一波の時の感染者の推移が下図である。期間は同じく4か月間で2月1日から5月31日までを示した。
やはり、第一波の時は感染者数は少なかったのね、という認識は間違ってはいないがたぶん大きな勘違い。同じような図だが、現状の上の図と2年前の下図とでは縦軸の目盛りが100倍違う。

わかりやすいように両者を同じ目盛で重ねるとこうなる。最初の感染者数などは現状からみればシミのようなもの、以下第二波、第三波と続き、全国的には昨年5月の第四波の感染者ピークが一番大きかった所詮緑で示した程度であった。現状とは桁違いに感染者は少なかったのである。
この事実は後出しじゃんけんで述べているのではなく、2年前からこのブログでたぶん何十回となく、様々な切り口で記してきた。また口先だけというか書いているだけでなく、蔓延防止云々や緊急事態宣言での自粛要請など無視して、ガラガラの高速道路や、貸し切りのゴルフ場、無人の宝川温泉などを楽しませてもらった。多くの国民の皆様に深謝。

一見顰蹙もののようだがそうではない。背景には以下の理由がある。
・2月3月時点では、新型コロナの実態がわからずエイリアンのように全貌が見えるまではただやたらに怖かったが、4月になって感染者数の実態からみて、出来のいい小学生ならわかるくらい日本においては感染の恐れがほとんどなかったこと
・連日テレビ新聞で大騒ぎをしていたが、実態の報道は前日に較べて増加しているというだけ
・西浦某という北大教授が当時の厚生労働省のクラスター対策班の一員であることから、厚生労働省の専門家の見解に科学のかの字もないことがわかったこと
・知事の決定もテレビ新聞、エセ専門家の見解を忖度し、政治的、すなわちマスコミに影響された多数派の選挙民の受けを狙う形づくり(本気だったのかもしれないが)に過ぎないのが明らかだったこと。
・よって自粛のお願いといっても自粛する必要性が認められず、お願いする本人の信仰と同じであり宗派が違うこと
こちらが2年前の4月17日の記事で添付した西浦の有名な40万人死亡説。現在は100倍の感染者なので4000万人が死亡するという理論である。この時の記事にこう書いていた。
この教授、月初に右の図のような試算を発表し、できの悪い学生でもう少しましな図をスタディをするだろうにと呆れたので記憶に残っていた。(中略)厚生労働省がこの程度の人間を招聘し、かつスタディーともいえないものの公表を許すという状況には唖然とするばかり。さらに輪をかけて、驚異のフェイクニュースもどきの記事を、まことしやかに大きく掲載した新聞各社、私が編集長なら豆記事にも載せず、ボツににする。


要するに、これまで繰り返し書いてきたように、多くの国民が約2年間にわたり無意味なコロナ騒ぎをしてきたにすぎない。オミクロン株は確かに肺ではなく上気道に感染するウイルスなのでデルタ株までのコロナウイルスとは異なるとはいえ、これだけ感染者が爆発的に増えても2年前と人々の行動パターンは大きく変わっている。皆さん、ようやくコロナ信仰から解放され始めたのだろう。
下図は昨年7月の第五波であるデルタ株の感染者推移を黄色で重ねたもの。デルタ株は明らかにそれまでの新型コロナウイルスと異なり、日本人にも感染しやすいことが明らかだった。だからそれまでワクチン接種を受ける気はなかったが、9月10月にワクチン接種を受けた。恐れるのはここからで十分だった。

以上は全国的な感染者推移。東京の様子を見る。下図は2年前の9月に使った東京都の感染者推移で第一波と第二波の様子。これだけ見ると第二波はかなり深刻だったように見える。しかし、縦軸の目盛は最大500人、400人を超えた日は4日だけ。一方、今日の新聞によれば(最初の図)現在は2万人なので50倍の感染者が出ている。

下図は新型コロナ流行開始の2年前の2月から今日までの2年間の東京の感染者の推移。赤の四角は上図に対応している。いかに小池知事のはしゃぎ様が無意味だったがうかがい知れるだろう。

2021年6月

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