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2022.04/27 [Wed]
「碁の句 春夏秋冬」
昨日は用事が三つ重なって、というか三つ重ねたので昼から夜までがあっという間に過ぎてさすがに疲れた。
まず昼過ぎに証券会社のお姉さんとの面談。日本橋だったので銀座線で行くつもりだったが、丸の内線でそのまま東京駅まで行った。東京から歩いてもすぐだし、銀座線の赤坂見附から日本橋までの駅の数が3駅多いことに気付いたから。前文の理解に間違いはないのだが、東京駅から日本橋まではすぐはすぐだが歩くと10分以上かかった。遅刻しても問題はないとはいえ、やはり気は焦る。三月下旬に突然の腹痛で救急車にのり病院へ、婦人科系の病気で開腹手術して一週間ほど前に復帰したというを電話で聞いていた。なぜか流動食で排便のためにチューブを入れられたの一番イヤだったとか。
次が歯医者さん。ノルウェーから帰国してから通っている会社の近くの歯医者だからもう20年以上になる。その時の歯科衛生士のお姉さんがずっと勤務していて、当時は30代だったろうが今は50代。3時半の予約なので時間の余裕はたっぷりあるはずだったが、証券会社での話が伸びて(何か買ったわけではない)新橋から急ぎ足で歩いたもののやはり時間ギリギリの3時28分着。受付をしてからトイレという慌ただしさ。
最後が碁会。4時半ごろに行くからと連絡してあったが、こちらは予定通りに到着。
会の世話をしているお姉さん(こちらは同い年)が、俳句の本を2冊を用意してくれていた。前回、碁の俳句や短歌の本があるけど要る?と訊ねられたもの。身辺整理を始めたのか、私が持っていてもゴミになって捨てられてしまうから読んでくれる人に貰って欲しかったという。
両書とも著者の囲碁の有名観戦記者である秋山賢司氏から贈呈された本だそうだ。本には氏の落款も押されている。

まだ読んでいないが、パラ見すると、右の「碁の句 春夏秋冬」、「週刊碁」に二年間にわたり連載された記事を再構成されたもので100タイトル、加えて文中に2‐3句の引用もあるから全部で250句前後の碁を詠んだ俳句がぶという貴重な本である。確かにゴミになってしまうのは惜しい。
有名俳人の碁の句を少しだけ拾ってみる。
長き夜に碁をつづり居るなつかしさ 松尾芭蕉
白鶏の碁石になりぬ菊の露 宝井其角
洟たれて独碁を打つ夜寒かな 与謝野蕪村
山寺は碁の秋里は麦の秋 小林一茶
春風や碁盤の上の置手紙 井上井月
短夜は碁盤の足に白みけり 正岡子規
盛り崩す碁石の音の夜寒し 夏目漱石
秋の暮下手碁を勝て尚ほ淋し 高浜虚子
打つ石の春光迅きひびきかな 中村汀女
中でも正岡子規は多数の句が残しているようで碁が好きだったようだ。
碁に負けて忍ぶ戀路や春の雨 正岡子規
日一日碁を打つ音や今年竹 正岡子規
碁盤あり琴あり窓の竹の春 正岡子規
昼人なし碁盤に桐の影動く 正岡子規
月さすや碁をうつ人のうしろ迄 正岡子規
まず昼過ぎに証券会社のお姉さんとの面談。日本橋だったので銀座線で行くつもりだったが、丸の内線でそのまま東京駅まで行った。東京から歩いてもすぐだし、銀座線の赤坂見附から日本橋までの駅の数が3駅多いことに気付いたから。前文の理解に間違いはないのだが、東京駅から日本橋まではすぐはすぐだが歩くと10分以上かかった。遅刻しても問題はないとはいえ、やはり気は焦る。三月下旬に突然の腹痛で救急車にのり病院へ、婦人科系の病気で開腹手術して一週間ほど前に復帰したというを電話で聞いていた。なぜか流動食で排便のためにチューブを入れられたの一番イヤだったとか。
次が歯医者さん。ノルウェーから帰国してから通っている会社の近くの歯医者だからもう20年以上になる。その時の歯科衛生士のお姉さんがずっと勤務していて、当時は30代だったろうが今は50代。3時半の予約なので時間の余裕はたっぷりあるはずだったが、証券会社での話が伸びて(何か買ったわけではない)新橋から急ぎ足で歩いたもののやはり時間ギリギリの3時28分着。受付をしてからトイレという慌ただしさ。
最後が碁会。4時半ごろに行くからと連絡してあったが、こちらは予定通りに到着。
会の世話をしているお姉さん(こちらは同い年)が、俳句の本を2冊を用意してくれていた。前回、碁の俳句や短歌の本があるけど要る?と訊ねられたもの。身辺整理を始めたのか、私が持っていてもゴミになって捨てられてしまうから読んでくれる人に貰って欲しかったという。
両書とも著者の囲碁の有名観戦記者である秋山賢司氏から贈呈された本だそうだ。本には氏の落款も押されている。

まだ読んでいないが、パラ見すると、右の「碁の句 春夏秋冬」、「週刊碁」に二年間にわたり連載された記事を再構成されたもので100タイトル、加えて文中に2‐3句の引用もあるから全部で250句前後の碁を詠んだ俳句がぶという貴重な本である。確かにゴミになってしまうのは惜しい。
有名俳人の碁の句を少しだけ拾ってみる。
長き夜に碁をつづり居るなつかしさ 松尾芭蕉
白鶏の碁石になりぬ菊の露 宝井其角
洟たれて独碁を打つ夜寒かな 与謝野蕪村
山寺は碁の秋里は麦の秋 小林一茶
春風や碁盤の上の置手紙 井上井月
短夜は碁盤の足に白みけり 正岡子規
盛り崩す碁石の音の夜寒し 夏目漱石
秋の暮下手碁を勝て尚ほ淋し 高浜虚子
打つ石の春光迅きひびきかな 中村汀女
中でも正岡子規は多数の句が残しているようで碁が好きだったようだ。
碁に負けて忍ぶ戀路や春の雨 正岡子規
日一日碁を打つ音や今年竹 正岡子規
碁盤あり琴あり窓の竹の春 正岡子規
昼人なし碁盤に桐の影動く 正岡子規
月さすや碁をうつ人のうしろ迄 正岡子規
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