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2022.07/05 [Tue]
電気バスで一ノ倉沢
先日、どこへ行こうかとみなかみ町HPの観光「パーフェクトガイド」を開くと、「谷川岳一ノ倉沢電気ガイドバス」なるボタンがあった。一日7本、ロープウェイ駐車場と一ノ倉沢を往復する電気バスが運行されているという。ただし、予約不可でかつ定員は8名。運賃は無料だが、ガイドが同乗してガイド料金が500円という設定。そもそもみなかみ町HPの表紙も一ノ倉沢で、やはり水上町といえば谷川岳、ということなのだろう。

一番バスの9:30発に乗る気はなく次の10:30発を狙う。定員8名と異常に少ないが、平日だしなんとかなるだろうとの甘い読み。ロープウェイ乗り場までは山荘から30分ほど、10時過ぎに到着、駐車してバス乗り場に行くと先客が5名、ぴったり8名に間に合った。超ラッキー。
近くの喫煙スペースで煙草を吸っていると電気バスが到着、運転手が人数を確認しているが何かもめている。最初の二人組のうち一人がまだ来ていないとかで、乗車時に居ないと権利落ちになるそうだ。もし二人そろっていたら我々三人の内一人は歩かねばならなかった。超々ラッキー。
道中20分ほどの間、同乗のガイドのおじさんがいろいろと解説をしてくれる。この道が国道であるのは知っていたが、昔は馬車を想定しているので、山岳の道路にもかかわらず道はなだらかに作られたそうだ。

一ノ倉沢が見えてきた。
一ノ倉沢全貌。右側のそそり立った岩が衝立岩でロッククライミングの聖地として有名。ウイキペディアによると;2012年までに805名の死者が出ている。世界各国の8000メートル峰14座の死者を合計しても637名であり、この飛び抜けた数は日本のみならず「世界の山のワースト記録」としてギネス世界記録に記載されている。

一ノ倉沢下部。今年は記録的な大雪だったので下部まで雪渓が残っている。

以下クローズアップ。



一ノ倉沢核心部全景。見ればわかるようにこの沢から谷川岳には登れない。

帰りはロープウェイ乗り場まで歩いた。3.3キロとちょうどよい散歩道。

帰路の半分ぐらいに位置するのがマチガ沢。ここに西黒尾根登山道上部に合流する巌剛新道の登山口がある。学生時代、谷川岳の初登山はこの道から登った。まだ若かったからロープウェイを使って天神平から、などとは考えもしなかった。道標は新品、ここから登る人もまだまだ多いのだろう。ちと懐かしかった。

マチガ沢の休憩ポイントで子供をたくさん連れた家族連れがお弁当を開いていた。背景は白毛門。左側の三角の山は笠ヶ岳。この辺を含め、新潟の銀山湖から苗場山まで上越国境の山々を若い時にすべて歩いているので、稜線を見ると昔がよみがえる。

この景をみてなぜかサウンドオブミュージックを思い出した。

振り返ればマチガ沢の奥に谷川岳の稜線。右手の乳首のような突起が谷川岳のトマの耳。

電気バスは2台あるらしい。しばらく歩けばロープウェイ乗り場に。


一番バスの9:30発に乗る気はなく次の10:30発を狙う。定員8名と異常に少ないが、平日だしなんとかなるだろうとの甘い読み。ロープウェイ乗り場までは山荘から30分ほど、10時過ぎに到着、駐車してバス乗り場に行くと先客が5名、ぴったり8名に間に合った。超ラッキー。
近くの喫煙スペースで煙草を吸っていると電気バスが到着、運転手が人数を確認しているが何かもめている。最初の二人組のうち一人がまだ来ていないとかで、乗車時に居ないと権利落ちになるそうだ。もし二人そろっていたら我々三人の内一人は歩かねばならなかった。超々ラッキー。
道中20分ほどの間、同乗のガイドのおじさんがいろいろと解説をしてくれる。この道が国道であるのは知っていたが、昔は馬車を想定しているので、山岳の道路にもかかわらず道はなだらかに作られたそうだ。


一ノ倉沢が見えてきた。

一ノ倉沢全貌。右側のそそり立った岩が衝立岩でロッククライミングの聖地として有名。ウイキペディアによると;2012年までに805名の死者が出ている。世界各国の8000メートル峰14座の死者を合計しても637名であり、この飛び抜けた数は日本のみならず「世界の山のワースト記録」としてギネス世界記録に記載されている。

一ノ倉沢下部。今年は記録的な大雪だったので下部まで雪渓が残っている。

以下クローズアップ。



一ノ倉沢核心部全景。見ればわかるようにこの沢から谷川岳には登れない。

帰りはロープウェイ乗り場まで歩いた。3.3キロとちょうどよい散歩道。

帰路の半分ぐらいに位置するのがマチガ沢。ここに西黒尾根登山道上部に合流する巌剛新道の登山口がある。学生時代、谷川岳の初登山はこの道から登った。まだ若かったからロープウェイを使って天神平から、などとは考えもしなかった。道標は新品、ここから登る人もまだまだ多いのだろう。ちと懐かしかった。


マチガ沢の休憩ポイントで子供をたくさん連れた家族連れがお弁当を開いていた。背景は白毛門。左側の三角の山は笠ヶ岳。この辺を含め、新潟の銀山湖から苗場山まで上越国境の山々を若い時にすべて歩いているので、稜線を見ると昔がよみがえる。

この景をみてなぜかサウンドオブミュージックを思い出した。

振り返ればマチガ沢の奥に谷川岳の稜線。右手の乳首のような突起が谷川岳のトマの耳。

電気バスは2台あるらしい。しばらく歩けばロープウェイ乗り場に。

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