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風の行方とハードボイルドワンダーランド

再雇用の機会を捨て自由な時と空間を・・・ 人は何のために生まれてきたのだろうか? これから本当の旅がはじまる・・・

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世界の感染実態

今日の東京の最高気温は34.7度、二回目の梅雨明けの20日以降暑い日が続くが、まだ一度も35度を超えていないから文句は言えないが、でも暑かった。それにもまして暑苦しいのが新型コロナの新規感染者数で連日20万人越え。

日本も日々の新規感染者数では世界の先進国入りしているが、日本は人口が1億2,000万人を超える世界でも11位に位置する大国、単位人口当たりで国際比較してトップ5に並ぶ国ではダントツなので、実は日本、日々の新規感染者の実数において世界一の感染大国になっている。拍手、と書くとさすがに顰蹙ものか。アメリカは人口大国でもあるので、単位人口当たりでは低迷しているが、実数ではいまだ堂々の2位。
20220730実数順位2

これら7か国の6月1日以降の新規感染者の実数の推移を見ると興味深い実態が見えてくる。アメリカが高位安定状態で、独仏伊のヨーロッパ三国が緩やかなプラトーを形成したのに対し、日本は第4コーナーでごぼう抜きという急激な感染拡大中なのである。人口差があるので国際比較としての意味はあまりないが、鑑賞する分には価値ある情報。日本の新型コロナウイルス感染症の経緯において新局面に入っているこは確かだ。

20220730実数順位

昨年夏のデルタ株の流行(第5波)までの日本の感染状況は、欧米系の国々と較べれば取るに足らないレベルで、感染対策において欧米の真似をする必要は認められなかった。このことは1年半にわたって飽きるほど書き続けてきた。しかし、デルタ株とオミクロン株に対しては、原因はわからないが韓国人や日本人に欧米にも勝る影響を与えている。

これまでの累積感染者数をG20の国々と較べたのが下図。現在世界1といっても第4波までの感染者が少なかったため、欧米系の国に較べればまだ3分の1以下である。
20220730累計G7

視点を広げて、大陸ごとの累積感染者数の比較。ヨーロッパは当然としてオセアニアが目立つが、実質オーストラリアとニュージーランドなので欧米系の国、アメリカは南北アメリカでなので欧米系と現地系の混合、アジアの国々の欧米系の人はごくわずかである。アフリカはヨーロッパの30分の1以下、南アフリカや北アフリカに欧米系の人々が住むが大部分は現地の人である。

この差は、明らかに感染対策や衛生環境、医療体制の差に起因するものでないことは、まともな科学的見識のある人には明らかだろう。その要因を結核菌による被曝と何回か詳述したが、改めてその感を強くした。

話はそれるが、「アフリカにワクチンを」と真面目に論評していた専門家や評論家がいた。新聞記事でも見た気がする。多分正義の味方のつもりだったのだろうが、その時はこの偽善者め、と思ったが皆さんまだ元気に生きているのだろうか。
20220730累計大陸

最も累積感染者数の多いヨーロッパの実態を国別で示したのか下図。ほとんどの国で日本より被感染者が多い。100万人当たりなので、累積感染者数が50万人ということは、国民の50%が感染したということである。概して西ヨーロッパに被感染者が多く東欧に少ない。
20220730累計ヨーロッパ

続いてアジア。感染者が多い国と中庸の国と二極化している。トップと2位のイスラエルとキプロスは欧米系というのは当然の結果か。日本は現在実新規感染者数で1位に立ったとはいえ、これまでの経緯で見ればまだまだ幕下レベルである。

まだまだ興味深い事実が多々あるが、いつか気が向いたら書こう。
20220730累計アジア
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