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2022.08/20 [Sat]
北陸へ(3)奥能登周遊午後の部
8月9日(火)の午後、少々走れば見附島という軍艦島。見附島公園という標識があったので右折、へんだな思いつつ空っぽの駐車場に停める。海辺に出ると目的の見附島は左手にあって、ここからみると横向きになるためただの島だった。
芸術系モニュメント、
気を取り直してさらに進むとT字路に、石川県なので何も標識はないが右折すると見附島観光用の駐車場があった。確かに軍艦島だ。島まで石が積まれていて歩いて渡れるが波が少々あるし時間の余裕もないので見るだけ。

けっこう大きな島というか岩で迫力十分。

メインの目的地である禄剛崎灯台に着いたのは2時過ぎ。いい加減とはいえ、予定時刻の目算と2時間以上遅れてしまったがそれも良し。禄剛崎灯台へに車で行くことはできず「狼煙」という道の駅に車を置き歩いて行かねばならない。といってもたいした距離ではなく15分ぐらいの登り。
登りきると公園風の芝生
芝生の端に行くと禄剛崎灯台。能登半島最先端の標識があり、どこであれ地の果は気持ちが良い。7年前にイギリスのコーンウォールへ「地の果」を訪ねに行き、ノルウェー滞在中は「世界の果」を訪ねた。そこはまさに何もないただの海岸だったが・・・。


イカのモールがお昼時だったが、どこかで食べればいいやと先に進んだものの、食事処だけでなくコンビニさえもなかった。道の駅にもまともな食べ物はなく、この日の昼食は高山で買った青りんごと宿で出されたお菓子とジュースだけ。


3時ごろ道の駅に戻り今日の最後の目的地、塩田と千枚田を目指す。途中、「椿展望台」でタバコ休憩。この頃には雲も増えて曇りで海は鉛色っぽいが、沖の一部に日が漏れて一景となす。

この付近には塩田がたくさんある。どこでもいいようだが、「すず塩田村」という道の駅を目指した。観光地図に大きく出ていたから。普通の道の駅と違って、小さな塩の土産物販売のスペースの奥に入場料を払って塩田に入ることができる。これが能登の塩田。海水を砂に撒いて乾かし、その砂と塩を水で洗って塩分を濃縮、これを煮詰めるという極めてエネルギー効率の悪い塩作り。

海水を汲んで運ぶ桶と海水を煮詰める小屋。

小屋の内部。大きな鎌で塩を煮詰め、溜まった塩を左後ろの部屋に貯める。屋内は火を焚いているので蒸し暑く、このおじさん、汗だくの重労働。


岩塩が展示されていた。アメリカ産。アメリカのメキシコ湾の地下にはキノコのような巨大な岩塩ドームがあり、石油やガスの貯留層が形成されているので、実は岩塩に親しい。

そそくさと見学し、千枚田へ。千枚田は観光案内等でも露出度が高く今回のメインの目的地でもある。

これが千枚田。初めて目にした時、小さくて人工的な印象だった。写真から一面の棚田が海に落ちていくようなイメージだったが、それは広角レンズで撮影するから広がって見えるのであって、標準レンズ、もしくは人の眼で見ると狭い。また実際にそうだったのだろうが、一つ一つの棚田が異様に小さい。それがきれいに整備されているため観光用という感触が生まれるのだろう。写真で見て行ってみたいな、と思っている方が幸せかもしれない。とはいえ、何枚か貼っておく。



そんな棚田を後にしたのは5時過ぎ。輪島から能登の西海岸の数多のポイントにも行く予定にしていたが、やはり無謀だった。この日の宿である「休暇村能登千里浜(ちりはま)」をナビに入れると、到着予定時刻が8時過ぎ。1時間ちょっとで着くかなと思っていただけに、なんだこれ、と大騒ぎ。結論はナビがちょっと古いから勘違いしてるのだろうということで、他になす術がないのでとにかく出発した。
国道を輪島まで行き、そこから南下、実質的に高速道路である「のと里山海道」に乗り、宿の近くの柳田(やないだ)ICで降りる。こういう時こそ安全運転と、90キロほどで走った。走行中到着予想時刻はみるみる短縮されていき、宿に着いたのは6時半ごろ、ちょうど日が沈み始める時間だった。それにしても、到着時間予想時間が1時間半も違うと「だってナビの言うとおりだもん」とは言ってられない。
この日、あちこちたくさんのポイントに寄るので運転は妻、ナビを私が担当した。着いてみれば走行距離は231キロ。どおりで朝から暗くなるまで行くところがぎっしりだったわけだ。

さっとシャワーを浴びて夕食。スタートが遅かったせいで、食堂を去る最後の客となった。

芸術系モニュメント、

気を取り直してさらに進むとT字路に、石川県なので何も標識はないが右折すると見附島観光用の駐車場があった。確かに軍艦島だ。島まで石が積まれていて歩いて渡れるが波が少々あるし時間の余裕もないので見るだけ。

けっこう大きな島というか岩で迫力十分。

メインの目的地である禄剛崎灯台に着いたのは2時過ぎ。いい加減とはいえ、予定時刻の目算と2時間以上遅れてしまったがそれも良し。禄剛崎灯台へに車で行くことはできず「狼煙」という道の駅に車を置き歩いて行かねばならない。といってもたいした距離ではなく15分ぐらいの登り。
登りきると公園風の芝生

芝生の端に行くと禄剛崎灯台。能登半島最先端の標識があり、どこであれ地の果は気持ちが良い。7年前にイギリスのコーンウォールへ「地の果」を訪ねに行き、ノルウェー滞在中は「世界の果」を訪ねた。そこはまさに何もないただの海岸だったが・・・。


イカのモールがお昼時だったが、どこかで食べればいいやと先に進んだものの、食事処だけでなくコンビニさえもなかった。道の駅にもまともな食べ物はなく、この日の昼食は高山で買った青りんごと宿で出されたお菓子とジュースだけ。



3時ごろ道の駅に戻り今日の最後の目的地、塩田と千枚田を目指す。途中、「椿展望台」でタバコ休憩。この頃には雲も増えて曇りで海は鉛色っぽいが、沖の一部に日が漏れて一景となす。

この付近には塩田がたくさんある。どこでもいいようだが、「すず塩田村」という道の駅を目指した。観光地図に大きく出ていたから。普通の道の駅と違って、小さな塩の土産物販売のスペースの奥に入場料を払って塩田に入ることができる。これが能登の塩田。海水を砂に撒いて乾かし、その砂と塩を水で洗って塩分を濃縮、これを煮詰めるという極めてエネルギー効率の悪い塩作り。

海水を汲んで運ぶ桶と海水を煮詰める小屋。


小屋の内部。大きな鎌で塩を煮詰め、溜まった塩を左後ろの部屋に貯める。屋内は火を焚いているので蒸し暑く、このおじさん、汗だくの重労働。


岩塩が展示されていた。アメリカ産。アメリカのメキシコ湾の地下にはキノコのような巨大な岩塩ドームがあり、石油やガスの貯留層が形成されているので、実は岩塩に親しい。

そそくさと見学し、千枚田へ。千枚田は観光案内等でも露出度が高く今回のメインの目的地でもある。

これが千枚田。初めて目にした時、小さくて人工的な印象だった。写真から一面の棚田が海に落ちていくようなイメージだったが、それは広角レンズで撮影するから広がって見えるのであって、標準レンズ、もしくは人の眼で見ると狭い。また実際にそうだったのだろうが、一つ一つの棚田が異様に小さい。それがきれいに整備されているため観光用という感触が生まれるのだろう。写真で見て行ってみたいな、と思っている方が幸せかもしれない。とはいえ、何枚か貼っておく。



そんな棚田を後にしたのは5時過ぎ。輪島から能登の西海岸の数多のポイントにも行く予定にしていたが、やはり無謀だった。この日の宿である「休暇村能登千里浜(ちりはま)」をナビに入れると、到着予定時刻が8時過ぎ。1時間ちょっとで着くかなと思っていただけに、なんだこれ、と大騒ぎ。結論はナビがちょっと古いから勘違いしてるのだろうということで、他になす術がないのでとにかく出発した。
国道を輪島まで行き、そこから南下、実質的に高速道路である「のと里山海道」に乗り、宿の近くの柳田(やないだ)ICで降りる。こういう時こそ安全運転と、90キロほどで走った。走行中到着予想時刻はみるみる短縮されていき、宿に着いたのは6時半ごろ、ちょうど日が沈み始める時間だった。それにしても、到着時間予想時間が1時間半も違うと「だってナビの言うとおりだもん」とは言ってられない。
この日、あちこちたくさんのポイントに寄るので運転は妻、ナビを私が担当した。着いてみれば走行距離は231キロ。どおりで朝から暗くなるまで行くところがぎっしりだったわけだ。

さっとシャワーを浴びて夕食。スタートが遅かったせいで、食堂を去る最後の客となった。

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