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2022.08/31 [Wed]
台風11号
「猛烈な」台風11号が日本の領海を横断中。「猛烈な」というのは単なる形容詞ではなく、気象庁による台風の強さで、風速が毎秒54メートル以上の台風をいう。日本に近距離まで近づく「猛烈な」台風は珍しい。また「風速」というのは10分間の平均風速、風というのは一定の速さで吹くわけではなく風の息という言葉があるようにけっこう変化して吹く。それゆえ、10分間の中のピークが瞬間最大風速、「猛烈」な台風では瞬間最大風速は70メートルぐらいにもなる。ちなみに国際名はヒンナムノー・HINNAMNOR。
そんな台風11号のお昼ごろの赤外線による衛星画像。自然光の白い雲の画像より迫力がある。

台風の現況は、中心気圧920hPa、最大風速55メートル、最大平均風速80メートルとまさに猛烈。ただ幸いなことに現在のところ超小型で、暴風域は半径100キロ程度の様だ。昔は中型、小型という台風の大きさの定義もあったような気がするが(気のせいかもしれません)、小型というと警戒心を持たなくなるという国民を愚民扱いする理由からか、現在は大型と超大型の2種しかない。

「超大型」に「非常に大きい」と分かりやすい解説が付けられている。
気象庁HPより
こちらはレーダーによる雨雲の画像。衛星画像で雲があっても、密度の高い雨雲でないと感知しないので半径100キロほどと小さい。衛星画像では赤く染まってお気の毒という感じだが、那覇の風速は15メートル未満で少々風は強いが、強風域という状況にすら至っていない。なお気象庁の定義では、強風域とは、平均風速が15m/s以上の風が吹いているか、地形の影響などがない場合に、吹く可能性のある領域で25メートル以上になると暴風域。

さて今後の進路。黄色の丸が24時間後の明日の昼の予想円。ただしその後南下してから石垣島と宮古島の間を通過するはずだが、進路予想円には両島が含まれるので、台風直撃のリスクがある。

台風11号は明日にはさらに発達して中心気圧は915hPaに。両島に近づくのは4日の見込みで勢力は衰える見込みとはいえ、「非常に強い台風」というカテゴリーとあれば、直撃されればなんらかの被害は避けられない。知らない島ではないだけにちょっと心配。

そんな台風11号のお昼ごろの赤外線による衛星画像。自然光の白い雲の画像より迫力がある。

台風の現況は、中心気圧920hPa、最大風速55メートル、最大平均風速80メートルとまさに猛烈。ただ幸いなことに現在のところ超小型で、暴風域は半径100キロ程度の様だ。昔は中型、小型という台風の大きさの定義もあったような気がするが(気のせいかもしれません)、小型というと警戒心を持たなくなるという国民を愚民扱いする理由からか、現在は大型と超大型の2種しかない。

「超大型」に「非常に大きい」と分かりやすい解説が付けられている。
気象庁HPより

こちらはレーダーによる雨雲の画像。衛星画像で雲があっても、密度の高い雨雲でないと感知しないので半径100キロほどと小さい。衛星画像では赤く染まってお気の毒という感じだが、那覇の風速は15メートル未満で少々風は強いが、強風域という状況にすら至っていない。なお気象庁の定義では、強風域とは、平均風速が15m/s以上の風が吹いているか、地形の影響などがない場合に、吹く可能性のある領域で25メートル以上になると暴風域。

さて今後の進路。黄色の丸が24時間後の明日の昼の予想円。ただしその後南下してから石垣島と宮古島の間を通過するはずだが、進路予想円には両島が含まれるので、台風直撃のリスクがある。

台風11号は明日にはさらに発達して中心気圧は915hPaに。両島に近づくのは4日の見込みで勢力は衰える見込みとはいえ、「非常に強い台風」というカテゴリーとあれば、直撃されればなんらかの被害は避けられない。知らない島ではないだけにちょっと心配。

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