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風の行方とハードボイルドワンダーランド

再雇用の機会を捨て自由な時と空間を・・・ 人は何のために生まれてきたのだろうか? これから本当の旅がはじまる・・・

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台風14号ナンマドル(追記あり)

病院通いで気が付かなかったが、台風11号に続き「猛烈な」台風14号(ナンマドル)が九州南方海上いて九州上陸の見込みだという。へえーということで台風の診察。なるほどめったにない均整の取れた美形の台風で目もぱっちりと美しい。今日の6時半の可視光画像、すなわち夜明けの台風。
20220917台風14号午前6時半アップ (2)

こちらは18時前に撮影された日暮れの台風。カメラを少し引いてあるので上部に九州南部が写っている。九州への影響は不可避であろう。
20220917台風14号午後5時36

美しいだけあって午後5時の中心気圧は910hPaと、やはりめったに見ることのない強力なエネルギーを秘めている。美はいつも強い。
202220917実況

となると、防災予報ということで夜のテレ朝のニュース番組では九州全県が暴風域(最大風速毎秒25メートル以上)ということで大騒ぎをしていた。しかし、台風の最大風速の予報は海上の何も障害物のない状態での値。人間の住む陸上部では、風速は大幅に減速されるのが現実である。このことは、台風11号の実測値で実証したばかり。

ということで、台風14号に対する暴風域の予想を出しておく。データはECWMFの計算値。台風の九州接近における最大勢力時の風速の予想分布図が下図。宮崎から鹿児島の東海岸部はさすがに風の影響が強く暴風圏に巻き込まれるのでしかるべき防災体制は必要。しかしそれ以外は強風域止まり。内陸では強風域にも至らない。台風は北上するにつれ勢力が低下するので他の地域の影響は押して知るべし。

参考までにNHKの予測は下記の通り。
18日にかけて予想される最大風速は
▽九州南部と奄美地方で55メートル
▽九州北部で50メートル

19日も広い範囲で暴風が続き最大風速は
▽九州北部で40メートルから50メートル
▽中国地方と四国、近畿で30メートルから40メートル


実際の風の被害は風速ではなくて瞬間最大風速によって発生するので、一部で被害が発生するのは避けられない。明日の夜のテレビでは一部の被害を九州全体の被害のようなニュアンスで報道されることだろう。
20220917暴風域予報予報 (2)

さて台風14号、国際名称は「ナンマドル(Nanmadol)」というそうだ。なんだそれ?というので調べると、「ミクロネシアが命名した有名な遺跡の名前が由来です」とあった。台風は女性の名前というのは、老人の化石のような知識らしい。気象庁のHPにきちんと説明されていた。

台風には従来、米国が英語名(人名)を付けていましたが、北西太平洋または南シナ海で発生する台風防災に関する各国の政府間組織である台風委員会(日本含む14カ国等が加盟)は、平成12年(2000年)から、主に下に記すことを目的として、北西太平洋または南シナ海の領域で発生する台風には、同領域に共通のアジア名として、同領域内で用いられている固有の名前(加盟国などが提案した名前)を付けることになりました。


へえー。

平成12年の台風第1号にカンボジアで「象」を意味する「ダムレイ」のアジア名が付けられ、以後、発生順にあらかじめ用意された140個のアジア名を順番に用いて、その後再び「ダムレイ」に戻ります。台風の年間発生数の平年値は25.1個ですので、おおむね5から6年で台風のアジア名が一巡することになります。

あまり賢い台風の認識方法とは思われないが、それはともかく台風名のリストから。確かに台風11号は「ヒンナムノー」だったし、台風10号は日本の提唱した「トカゲ」だったそうだ。「日本からは、星座名に由来する名前10個を提案しています。」ということらしく、トカゲ座があるらしい。

台風名

次に「ナンマドル」って何?

ナンマトル(ナンマードルが一般的かも)は、ミクロネシア連邦のポンペイ州に残る人工島群の総称であり、後述するようにその考古遺跡の規模はオセアニア最大とさえ言われる。人工島が築かれ始めたのは西暦500年頃からだが、ポンペイ島全土を支配する王朝(シャウテレウル王朝)が成立した1000年頃から建設が本格化し、盛期を迎えた1200年頃から1500年(または1600年)頃までに多数の巨石記念物が作り上げられていった。「ミクロネシアのアンコールワット」などとも呼ばれる。
ナンマドル

ここで目が止まったのがポンペイ。昔はポナペと呼ばれた島である。2011年の夏にこの島に行ったことがある、というか飛行場で降りて待合室待ったことがある、というのが実態。家族4人の夏休みでマーシャル諸島のマジェロが目的地だったが、グアムからの当時のコンチネンタル航空の飛行機が各駅停車のため、チューク(昔のトラック島)、ポンペイ、コスラエ、クワジェリンに着陸、その間飛行機から降りて再度乗り込まねばならなかった。ただしクワジェリンは米軍基地の島なので機内待機。

贅沢な旅のようだが4人分の飛行機代はタダ、当時頻繁にアメリカと往復していたのでコンチネンタル航空のマイレージが溜まっていた。マイレージは家族にも適用可なので、いい機会だから何もなければ絶対行くことのないマジェロまで行こうかとなったもの。マジェロには四五泊、貸し切り状態の無人島へ行ったりと楽しんだが、たぶん国内旅行よりはるかに安かった気がする。

余談だが、一人当たりのマグロの刺身の消費量が世界最大なのがマーシャル諸島。どんな店に入ってもマグロの刺身がメニューにあって、巨大な練りワサビのチューブと醤油が置いてあった。

今回初めて知ったがこんな記事にも出会ってびっくり。確かに日本人を含め観光客を見ることはほとんどなかった。マジェロはそのミクロネシア連邦の先である。
観光目的で日本から来る方は年間3,000人にも満たず、世界的に見ても年間13,000人足らずしか訪れないミクロネシア連邦(2011年時点)。
航路2

懐かしいという感慨ではないが、こんなところでポンペイの名を見てちょっと反応してしまった。実は「河」への初投句はこの時の旅行の体験をベースにした五句だった。河誌へ初掲載されたのは2011(平成23)年10月号。評価されないなら辞めようと思っていたので半年分で入会した。結果はそこそこ。メモとして初投句の五句を載せておく。やはり懐かしいかな。
 父生きし戦火の海を夏真昼
 島灼けて血染めの海の紺深し
 白南風や吾も群青の海に死す
 紺碧の海に涯なし大南風
 炎昼や貝のピアスに海の色



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