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風の行方とハードボイルドワンダーランド

再雇用の機会を捨て自由な時と空間を・・・ 人は何のために生まれてきたのだろうか? これから本当の旅がはじまる・・・

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金魚の塩漬け

夜店の金魚すくいで救った金魚、家に持ち帰ってもすぐ死んでしまうのが常。娘がこの愚を繰り返さないためネットで調べた結果発見したのが、金魚の塩水浴。わかりやすく言うと、連れて帰った金魚をきれいな水槽に入れないで、塩水の中で一週間ほど餌もやらずに泳がせるというもの、俄かには信じがたい所業だが、実は金魚業界では常識だそうだ。

金魚すくいやショップで販売されている金魚は、輸送中の揺れや狭い状態などに長時間さらされ、ストレスを感じて弱る・病気にかかる・ひれが裂けたり、鱗がはがれることもあります。
さらに金魚すくいでは過密状況にさらされたうえ、人間の持つポイ(金魚をすくう道具)で追いかけられ、疲労困憊状態に。
自宅に持ち帰るときも小さな袋に入れられ、自宅までの距離を連れ歩かれ揺られている状態で人間の車酔いや船酔いのように調子を崩して弱ってしまうことも珍しくありません。


確かにそうかと思う。ということで、

金魚の塩浴は体力の消耗を抑え、体力を回復させる効果が期待できると言われています。塩浴に使う塩水は、塩分0 .5%(水1リットルに対して塩5g)のものを用意しましょう。

ネットで検索するとたくさんのHPが同じことを記していた。それどころか専用の塩さえ売られている。最初の金魚を連れて帰ったのが金曜日、土曜日も金魚すくいに行って計4匹の金魚がいる。0.5%の塩水を用意、いきなり真水から0.5%の塩水ではなく数日かけて徐々に塩分濃度を上げ、現在は0.5%で飼育中である。

金魚に塩水浴が効く大きな理由の1つに浸透圧が関係しています。浸透圧とは、塩分濃度の低いほうから高いほうへ水分が移動する現象のことです。金魚の体内の塩分濃度は約0.9%程度に保たれていますので、淡水である飼育水のほうが金魚自体よりも塩分濃度が低いことになります。そのため、飼育水は常に金魚の体内に侵入してこようとするのです。

健康な金魚は、水を通さない粘膜を体表に作って水の侵入を防いだり、不要な水分を尿として排出したりすることで、体内の水分と塩分のバランスを保っています。しかし、体調不良や病気で体力が落ちていると、この体内のコントロール(浸透圧調整)に体力を奪われてしまい、金魚にストレスを与えてしまうことになりかねません。

そこで、飼育水を金魚の体の塩分濃度に近い0.5%に調整してあげることで浸透圧の差がなくなり、金魚が自分で体内のコントロールをしなくても過ごせる環境になります。


ただ、毎日水を替え、さらに一週間後から時間をかけて淡水に戻すということで、娘いわく「面倒くさー」なのだが、毎日世話をしている。おかげで、4匹ともとても元気。

202209金魚の塩浴

先日記したが人間の生理食塩水は0.9%と金魚と同じぐらい。なるほど、すべての脊椎動物の祖先は昔海で暮らしていたから金魚もヒトも同じような塩分濃度の体液を持っているのも偶然ではないのかも。

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