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風の行方とハードボイルドワンダーランド

再雇用の機会を捨て自由な時と空間を・・・ 人は何のために生まれてきたのだろうか? これから本当の旅がはじまる・・・

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138憶年前の遺物

日曜日らしくヒマネタ。今朝の新聞にこんな記事があった。「レアアース合成」というタイトルに違和感を感じて一応目を通したが、やはり東北大学などの研究チームは、高密度の星が衝突してできたレアアース(希土類)を初めて特定したというだけの記事だった。レアアースがどのようにして生成されるかは昔から分かっている話なので、記事の価値はそれを初めて観測した点にあるらしい。とりあえず東北大の研究チームには、ご苦労様、おめでとう、でいいだろう。
日経新聞朝刊 20221120レアアースの合成

そこで思ったのが骨董品の価値、というか人は古いものに価値を見出すということ。人にもよるのは確かだが、恐竜が生きていた時代の木の化石とか5億年前の石というだけでありがたみを覚えてしまう。家には三葉虫の化石をたくさん飾っているほど。

では138憶年前の宇宙創生時の遺物はどうか?ということに気が付いた。実は身のまわりに溢れかえっている。

誕生したばかりの宇宙には水素とヘリウムなどの軽い元素しかない。周期律表の鉄までの元素は太陽のような恒星内部でヘリウムが燃えた時の灰(表現はおかしいが)として生成される。鉄より重い元素は太陽などの恒星がその最後に超新星爆発を起こした時に、核融合によって生成される。

上記の記事にもこの点については触れていたし、宇宙物の本には上の一節に関しては必ず同様のことが書いてある。ああそうですかで多くの人は思考停止になってしまうと思われるが、このことは水素が138憶年前に生成された、ということを意味している。水素は原子番号1で陽子と電子が1個ずつ、合成することはできないので、宇宙にあるすべての水素、加えてヘリウムとリチウム、ベリリウムは138憶年前に生成されたものなのである。水素についていえば138憶年の間いろいろと姿を変え、後年酸素と結合した水素が水として地球に存在している。ヘリウムは不活性物質なので化合物にはならないが、わずかに地球誕生時取り込まれたヘリウムがやはり風船に詰められて地球を漂うことになる。同様にリチウムはケータイのリチウム電池に。

ゆえに人間の体も水と水素の化合物がほとんどであるから、人間は138憶年前に生成された原子で大部分が構成されている。何のことはない、自分自身が138憶年前の遺物でできていた。

水素が生成した138憶年前の様子。宇宙創成の瞬間からインフレーションを経て37万5千年後、それまで陽子や電子がここに飛び交っていたプラズマのスープ状態の宇宙から、それらが結びついて原子、といっても水素がほとんどで残りはヘリウム、微量のリチウム、極微のベリリウムが生成され、宇宙が晴れ上がった(黄色の四角)。
20221120水素の生成
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