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風の行方とハードボイルドワンダーランド

再雇用の機会を捨て自由な時と空間を・・・ 人は何のために生まれてきたのだろうか? これから本当の旅がはじまる・・・

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トランスジャパンアルプスレース(続)完成版

トランスアルプスジャパンレース(TJAR2022)、自分には全く手の届かない超人たちのイベントではあるが昔から微かな共感のようなものがあった。その前にまず、レースの実態を簡単に記しておく。

レースは富山県の海岸から静岡県の海岸まで、北アルプス、中央アルプス、南アルプスを8日間以内に駆けぬけるというもの。総距離は 約415キロ、累積標高差は 約27,000に及ぶから富士山を海岸からを7回往復するようなもの。

TJARのHPにある大会概要の詳細は下記の通り。

1.開催期間
 ・選考会 2022/6/25(土)~2022/6/26(日)南アルプス北部
 ・本大会 2022/8/6(土)~2022/8/14(日)
 ・ 集合 富山県魚津市ミラージュランド 〔8/ 6(土)16:00(予定)〕
 ・ 開会式 富山県魚津市ミラージュランド 〔8/ 6(土)21:00(予定)〕
 ・ スタート 日本海/富山県魚津市・早月川河口 〔8/ 7(日) 0:00〕
 ・ ゴール 太平洋/静岡県静岡市・大浜海岸 〔8/14(日)  24:00〕
 ・ 制限時間 192時間(8日間) 


2.コース概要
同HPにある地図を見る方がわかりやすい。赤が山道、紫が道路である。
202208TJARa.png

3.参加人数/参加費
・参加人数  30名
・参加費   33,000円

こんな過酷なレースに凡人は挑もうとすらしないだろう、さらに出場枠は30人、予選を通過できるのは超人ばかりと思われる。それにもかかわらず完走できたのは約半数の16名だった。

今回のレース結果。優勝したのはゼッケンNO.12の土井 陵(どい たかし)氏40歳。4日と17時間で走破、大会新記録を大幅に更新したそうだ。大阪出身の消防士で、山歴 34年(?)、走歴 ロード11年,トレイル10年、マラソンのベストタイムが 2時間28分という。
2022TJAR結果

4日と17時間という時間、すごいというか信じがたい数字。このコースとこの数字だけを見れば何かの間違いではと思ってしまうぐらい。上のコース概要に載せた地図の黄色枠、北アルプス部分の拡大図がこちら。赤が登山道である。
202208TJAR北ア

登山道部分を手許の国土地理院の20万分の1の地図に青で書き加えた。自分で歩いた登山道を赤で記入してきた登山歴の詰まった北アルプスの地図である。今回、それに土井氏のおおよそのコースタイムの実績を黄色での枠で書き込んでみた。出発は魚津市の海岸で午前零時、登山口である馬場島、早月尾根の取りつきに達したのは午前2時半ごろ、ここから剣岳への登りが始まる。早月尾根を歩いたことはないが、標高差2,200m超と北アルプス3大急登のひとつ、標準的なコースタイムは9時間とあった。これを土井は3時間で登頂、5:30に着いている。五色ヶ原通過は10時ごろ。
NATAJRppt.png

1975年の修士1年の7月に「野外生活研究会」という軟弱なサークルの合宿で立山エリアに行った。夜行4泊5日、テント生活で剣岳、奥大日岳、五色ヶ原などを回る長閑な山行。剣から五色ヶ原を4時間半で駆けぬける土井氏とは別次元の山。

次いで8月には薬師岳の西南の峠である太郎平から上高地へ下りた。TJARのコースと全く同じである。この時は夜行5泊6日。確か一日雨で太郎平の小屋に避難して連泊した気がする。だから太郎平小屋から槍ヶ岳までは丸二日間、片や土井氏は8時間半ほど。しかも夜中から歩き通しで到着が23時。ここから4時間ほどで上高地に着いている。標準的なコースタイムは7時間半。馬場島から上高地までほぼ丸一日で駆けぬけてしまったから驚きを超越している。

さて、筆者も実は日本海から太平洋まで歩いている。ルートは親不知から北アルプスに入り、美ヶ原、霧ヶ峰を経由し八ヶ岳、奥秩父、東京から東京湾岸を通り城ケ島までというコース。土井氏は4日半ほどで完走したが、こちらは46年かかったから、単位が日にちと較べ月と年と二つ違う上、数字も一桁上とまさに桁違い。

2018年4月に城ケ島に達した。その日のブログが→こちら

後日、「満願成就悲願達成」なる記事も記している→こちら

その日の記事に掲載した地図にTJARのコース(青)を書き込んで較べた。要した時間では全くかなわないが、ひとつ、TJARのコースに負けない要素がある。それはほとんどの道が山道であること。奥多摩から城ケ島は関東平野なので道路を歩かざるを得なかったが、それ以外は美ヶ原の南麓の三城(さんじろ)から北アルプス入口の島々谷までの松本盆地横断以外はほとんど登山道、奥秩父と八ヶ岳の東側の飯盛山間は登山道すらない山の中を歩いた。このコース、証明することは難しいが前人未到と思っている。蛇足ではあるが、こちらの方が距離も長いのも自己満足。

一筆書き拡大地図TJAR2
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