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2023.01/19 [Thu]
EVの現状
愛車のインプレッサの走行距離が4月にも10万キロを超え、9月には車を買って丸10年になるので、そろそろ新車へ買い替えようかと思っている。炭酸ガス削減教徒でもないし偽善者には嫌悪感を覚えるのでEV(電気自動車)を優先的に考えているわけではないが、それなりにメリットがあるならEVを購入して良いとは考えている。いずれにしてもEVについて何も知らないと同然なのでまず現状の把握から。
今年になっていくつかEV関係の記事が新聞に掲載されていたので目に止まっていた。見出しだけ見ると左の記事はEVの人気急上昇中のようだが、そしてその通りではあるが、実数は1.7%と50台に1台以下で一部の物好きの嗜好品というのが日本の現状らしい。
一方右の記事、これはEV購入に当たって一番気になるEVの充電の利便性。問題があるから規制緩和により充電を家庭でも容易にする方針らしいが、記事を読んだ感想は技術的に日本では難しそうな印象だった。

記事にあった公共充電器の実態の図の拡大図。世界の主な国と較べて大幅に遅れているのが主旨のようで、日本の実数は1万人当たり2.5基ほど。確かにすべての高速道のSAやPA、ホテルの駐車場などで見かけるから全国的にもそこそこ整備はされているらしい。ちなみにアメリカが4基弱と意外と低い(後述)。

で、現在のガソリンスタンドと較べてとうなの?というのがユーザー視線であるのだが、残念ながらというか当然ながら記事には一切触れられていない。仕方ないので資源エネルギー庁のデータから拝借したデータが下図。2021年度末で全国のガソリンスタンド数は28500か所ほどだった。人口1万人当たりだと約2か所。一見充電器の設備はガソリンスタンドより多いようだがガソリンスタンドではガソリン給油装置が複数設置されているので、やはり公共の充電基数はガソリン給油装置に較べまだ4分の1とか5分の1程度なのだろう。すなわち、まだなんとなくエンストしたらどうしようという不安はある。

次に世界の現状、データは2020年とちょっと古いが、思っていた以上にEVの販売台数も保有台数もすくない。しかも中国とヨーロッパが大半を占め、意外なことにアメリカがいずれも少なく、販売台数で30万台、保有台数で100数十万台であった。アメリカの保有台数は軽く1億台を超えるだろうから、2年前とはいえEV比率は1%に過ぎない。今後前年比数十%でしばらく販売台数は伸びるかもしれないが、EV時代はあったとしても少々先のことの様だ。その頃にはCO2削減騒ぎもばかばかしいからやめましょう、となっている可能性もありそう。

やはり最近のニュース。テスラが23年1月2日に発表した22年のEV世界販売台数は21年比40%増の131万3851台だった。通年ベースで過去最多を更新したものの、前年比50%超の増加としていた当初の目標は下回った。

今後も自家用車におけるEVの比率は高まるだろうが、少なくとも慌ててEVに買い替える必然性はなさそうに思える。
今年になっていくつかEV関係の記事が新聞に掲載されていたので目に止まっていた。見出しだけ見ると左の記事はEVの人気急上昇中のようだが、そしてその通りではあるが、実数は1.7%と50台に1台以下で一部の物好きの嗜好品というのが日本の現状らしい。
一方右の記事、これはEV購入に当たって一番気になるEVの充電の利便性。問題があるから規制緩和により充電を家庭でも容易にする方針らしいが、記事を読んだ感想は技術的に日本では難しそうな印象だった。

記事にあった公共充電器の実態の図の拡大図。世界の主な国と較べて大幅に遅れているのが主旨のようで、日本の実数は1万人当たり2.5基ほど。確かにすべての高速道のSAやPA、ホテルの駐車場などで見かけるから全国的にもそこそこ整備はされているらしい。ちなみにアメリカが4基弱と意外と低い(後述)。

で、現在のガソリンスタンドと較べてとうなの?というのがユーザー視線であるのだが、残念ながらというか当然ながら記事には一切触れられていない。仕方ないので資源エネルギー庁のデータから拝借したデータが下図。2021年度末で全国のガソリンスタンド数は28500か所ほどだった。人口1万人当たりだと約2か所。一見充電器の設備はガソリンスタンドより多いようだがガソリンスタンドではガソリン給油装置が複数設置されているので、やはり公共の充電基数はガソリン給油装置に較べまだ4分の1とか5分の1程度なのだろう。すなわち、まだなんとなくエンストしたらどうしようという不安はある。

次に世界の現状、データは2020年とちょっと古いが、思っていた以上にEVの販売台数も保有台数もすくない。しかも中国とヨーロッパが大半を占め、意外なことにアメリカがいずれも少なく、販売台数で30万台、保有台数で100数十万台であった。アメリカの保有台数は軽く1億台を超えるだろうから、2年前とはいえEV比率は1%に過ぎない。今後前年比数十%でしばらく販売台数は伸びるかもしれないが、EV時代はあったとしても少々先のことの様だ。その頃にはCO2削減騒ぎもばかばかしいからやめましょう、となっている可能性もありそう。

やはり最近のニュース。テスラが23年1月2日に発表した22年のEV世界販売台数は21年比40%増の131万3851台だった。通年ベースで過去最多を更新したものの、前年比50%超の増加としていた当初の目標は下回った。

今後も自家用車におけるEVの比率は高まるだろうが、少なくとも慌ててEVに買い替える必然性はなさそうに思える。
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