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風の行方とハードボイルドワンダーランド

再雇用の機会を捨て自由な時と空間を・・・ 人は何のために生まれてきたのだろうか? これから本当の旅がはじまる・・・

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世紀の愚行(補足)

思えば昨日の記事で、何故「世紀の愚行」なのか参考資料を提示したものの具体的に記さなかったので、以前の資料を基に愚行の証明を補足する。

まず地球の歴史の地質学的復習。
縄文時代の話の時に示した図の再掲版。少しだけ長い目で地球の温度変化を見る。図は海面の高さの推移を示したもので、過去の気温の変化の測定値はないが、海面の高さの変化は地質的データからほぼ正確に掌握できる。海面の上昇はその時期の気温の上昇を示していることは容易に想像できるだろう。、30数万年というスケールで見ると、現在は第四間氷期の温暖期に位置している。

この期間に間氷期は4回あったが、その時期に人類が石油天然ガスの恩恵を受けていたわけではないのに海水面の高さはほぼ現在と同様、すなわち現在が生じている。もしICPPのシミュレーターが第一から第三までの間氷期の開始から終焉をシミュレートできるなら現在のシミュレーションによる温暖化の予測を信じてもいいが、絶対を付けて記すが、これら地球規模の気候変動は現在のシミュレーションには織り込まれていない。地球温暖化は間氷期にあっては当然のことなのである。
20211211間氷期

2番目は現在のCO2増加に関する観測データの復習。
こちらは「CO2排出量削減による地球温暖化防止効果の検証(完成版)」に掲載したCO2排出量とCO2濃度の推移を示した観測データ。1970年代のCO2濃度の増加傾向の外挿を黄色の直線で示してある。

2000年代に入って地球のCO2濃度は外挿直線から外れて加速傾向が見られるが、この原因は1980年ごろの年間排出量180憶トンから現在(ただし2018年)の335億トンほどに急増した世界全体のCO2排出量の影響である。大気のCO2濃度としては70ppmの増加、率で言えば20%増という観測値になる。言い換えると、この間に累積で約3000憶トンのCO2が排出され結果としてCO2濃度は70ppm増加した。

この図にあるように地球規模のCO2濃度の観測は1970年から、地球規模のCO2年間排出量の推計値は1981年から始まっている。1970年代さらにそれ以前は1981年の年間排出量を下回っていたと考えて良い。それでもCO2濃度は増加していた。すなわちCO2の排出を現在から半減したとしても、CO2年間排出量は1960年代1970年代レベルなのでCO2濃度は増え続けることを観測データは雄弁に語っている。

もう一点、重要な考察点はCO2年間排出量の与えるCO2 濃度に対する影響度、累計3000憶トンの増加で加速したとはいえ70ppmの増加であった。きちんと計算してはいないがCO2排出量増加分の寄与は100憶トン当たり1ppmのオーダーだろう。現在の脱炭素の流れ、毎年少しずつだろうがドラスティックにだろうが、CO2排出量を削減しても大気中のCO2濃度に変化はほとんどない。

20211211CO2排出量と濃度

さて、ここからがCCSが「世紀の愚行」の愚行たるゆえん。世界中で毎年排出されるCO2の量は2018年で335憶トン。うち日本の排出量は3.2%の約10憶トンほどである。

昨日記事に書いたが、CCSで2030年に最大年1200万トンの貯留をめざし、27年先に年1.2億~2.4億トンの貯留量の目安という。日本の地質において現実的に不可能、絵にかいた餅の方がはるかに現実味があるくらい。

温暖化ガス削減という美名の元、数多の二酸化炭素削減対策が多額の税金や企業の利益が投じられるが、以上の様に所詮マスターベーションの域を出ない。そして、そもそも地球温暖化の要因をCO2濃度だけに帰するという発想が科学の顔をした宗教のようなもの。新型コロナにおけるマスクや緊急事態宣言と同様、目に見えない莫大な損害が知らず知らずのうちに国民が被ることになる。今回CCSを「世紀の愚行」として取り上げたが、温暖化ガス削減騒ぎがやっぱり意味がなかったと見えるようにのは残念ながらずっと先になりそうなのが残念。

20211211CO2世界排出量

それにしても昨日画像操作事件、ブログオペレーターに問いただそうと思ったがまともに答えるわけはない。よほど都合が悪い内容だったのだろうが、誰にとって都合が悪かったかというと「温暖化の元凶はCO2にあり」という世界的コンセンサスに水を掛けられては困る人達、ありそうなのは環境省の小賢しい官僚かな、と思うが、証拠もないので当然ながら問い合わせることもできない。現代でも黒塗りの文書にするという情報検閲が存在するという事実を知ったことに価値があるのかもしれない。

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