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化石燃料と温暖化

今日は城西句会、二次会少々ワインを飲み過ぎて帰宅、夕刊を開くとなぜかこんな記事に目が止まった。もちろん世銀総裁の動向に関心があるわけではない。
2月16日日経新聞夕刊 20230216世銀総裁

記事のポイントがこちら。

マルパス氏を巡っては22年11月の米中間選挙前、米メディアから辞任を求める報道が出た。きっかけは9月の米ニューヨーク・タイムズ紙主催のイベントでの発言だった。「化石燃料の使用が急速に、危険なほど地球を温暖化させているというコンセンサスを受け入れるか」という質問に「私には分からない。科学者ではない」と曖昧な回答をして問題視された。

まず感心したのが質問。日本語訳なので詳細は分からないが、質問文の構造が日本の新聞記者ではありえないような精緻な表現であった。「化石燃料による地球温暖化をどう思いますか?」という知能程度の低さを露見するような質問と較べると、質問者の見識が十分高いことが伺われる。

質問者は必ずしも地球温暖化が化石燃料によってもたらされるものではないという見解があることを認識している。ゆえに温暖化=化石燃料が原因であるという多数派の見解を当然の事実として押し付けることなく「コンセンサス」と表現、さらにコンセンサスを「急速に、危険なほど地球を温暖化させている」との形容詞句をつけ、化石燃料による温暖化はあるとしても問題にするほど深刻なのか」との含みをたっぷり盛り込んでいる。いわば質問としては完ぺき。

一方世銀総裁、以前よりこの質問に含まれるような認識を示していたらしい。いわば、この質問はひっかけ問題。当然答えは「イエス」なのだがそう答えれば大騒ぎになる。そこで記事のような回答をしたようだ。質問は「あなたは受け入れますか?」なので、「分からない」という回答は論理的にはありえない。

いずれにせよ魔女狩りのようなもので、「温暖化=化石燃料が原因」の多数派により辞任に追い込まれたようだ。

世界的な温暖化ガスの排出削減には、莫大な利権、もしくは莫大な新規投資が絡む。今や関係する企業も関係者も金額も莫大、「温暖化=化石燃料が原因」が事実か否かは問題ではなく、温暖化ガスの排出削減の美名の元巨額の金が動くことだけが目的となっているだけだろう。

温暖化については今月初めに記事を書いた→こちら→こちら

その中で、昔の記事の論証の証明となる図表が開けないようになっていることを記した。今回上記の二つ目の記事において、やはり図が開けないように細工されていた(ご覧の程)。こんな世の隅のブログ記事さえ黒塗りされるのだから、世銀総裁を辞任に追い込むぐらいは容易なのだろう。日本も実は怖い。

なお、最初の記事で引用した「縄文遺跡と地球温暖化(1)」と「同(2)」の図は修復したのでオリジナルの記事を見ることができる。これらを見ればなぜ見られないようにしたかがわかってもらえるだろう。現在の温暖化が地学的にはノイズに過ぎないことを証明するものだから。

蛇足だが、ウクライナ戦争のアメリカによる誘引と同じ構造、アメリカにとってロシアとの和平や核軍縮は国内の膨大な軍需産業の絶滅もしくは経済の劇的な縮小に直結するので、平和は認められない。それを強力に支持しているのが日本というのが現実。



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