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風の行方とハードボイルドワンダーランド

再雇用の機会を捨て自由な時と空間を・・・ 人は何のために生まれてきたのだろうか? これから本当の旅がはじまる・・・

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渡部棋王の強運?

第48期棋王戦五番勝負第3局の渡辺明棋王対藤井聡太竜王戦、昨夜のテレビ、今朝の新聞でも報道されたように174手の大熱戦を制し渡部が勝った。日経新聞には「この日の将棋は二転三転の大熱戦で、最後は藤井五冠が後手玉を詰まし損ねてうなだれる珍しい場面も見られた」とあった。この棋戦、持ち時間が4時間で後は1分の秒読み。最後の数十手は全て秒読みだから、いくらプロと言えども、終局時は共に精魂尽き果てた状態だったことだろう。

この一戦、藤井が勝てば史上最年少の六冠達成とあって、時折棋戦のライブ中継を覗いていた。夕方の段階ではさすが藤井渡部戦とあって、難戦模様ながらも渡部が優勢なのかと見てたが、今日の一手一手のAIの評価を観るとほぼ互角だった。ただし、その後手数が進むにつれて形勢は、96手目の渡部の指しやすいという情勢から有利、優勢、勝勢と進んでいた。

さて、渡部が勝勢、優勢を保ちながらも藤井は決め手を与えず試合は進んで147手目の局面、藤井が角を成って馬を作り渡部の玉の追撃態勢を維持した場面、この段階でAIの評価は渡辺の勝勢もしくは必勝という状況だった。素人目にも、3七に金を飛車取りと打てば、桂馬に取られるものの、桂馬で取り返して成桂になれば飛車取りになるので納得。と思いきや、AIの差し手は4八金の王手。
20230306棋王戦第三局1

それはさておき、多少最善手から多少振れはあっても優勢、勝勢を維持した154手目、渡辺の成桂に構わず、藤井が上図の4二馬で銀を取って王手、渡部が馬を取った局面。なんと、この一手で渡部必勝から藤井勝利確定的となった。すなわち即詰があるとのAIのご託宣である。次の一手で2五歩と歩を打たれれば即詰めコース。渡部からすれば勝つ確率90%から0%に一瞬にして落ちた悪夢のような瞬間。
20230306棋王戦第三局2

しかしここで、将棋界でダントツの詰将棋の天才が間違えた。2六飛車と桂馬を取って王手をしたのである。この瞬間、藤井にとっての勝率100%から渡部の勝率90%に変わった。
20230306棋王戦第三局3

この構図、先日記事を書いた朝日杯将棋オープン戦の準決勝、藤井‐豊島(とよしま)戦とそっくり。この一局も163手という長手数で、藤井の玉が詰まされて豊島の勝になるところを豊島が間違えて、藤井の勝ち。優勝が転がり込んだ→「藤井の五冠強運」

先日は藤井の強運と書いたが、わずか数日にして今度は藤井が間違えての渡部の強運。なんとも感慨深い。
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