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風の行方とハードボイルドワンダーランド

再雇用の機会を捨て自由な時と空間を・・・ 人は何のために生まれてきたのだろうか? これから本当の旅がはじまる・・・

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G7広島サミットの実態

先週末からG7広島サミットが開催されていたが、テレビでニュースを見ることはなかった。ウクライナ戦争については昨年来いくつか記事を書いてきたように普通の人よりは詳しいと思う。ゆえに興味がないからではなく、サミットの目的がアメリカの仕掛けたウクライナ戦争に対する正当化と、心にもない平和と非核化の茶番劇であることが見え透いていて、見るに耐えないからというのがその理由。

分かりやすいのが新聞によるまとめ。G7首脳宣言骨子の1,2,3番目と7番目がロシアに対する非難と非核化への(偽善的)希望だった。

主要7カ国首脳会議(G7広島サミット)は20日、討議の成果をまとめた首脳宣言を発表した。中国やロシアに対抗し「法の支配」に基づく国際秩序を維持するため結束を強化すると明記した。「核兵器のない世界」を究極的な目標と位置づけ、現実的な方法で核軍縮を進めると強調した。
20230521G7宣言

翌22日の朝刊はゼレンスキー大統領を参加させるという演出を交えてのウクライナでの戦闘行為並びにロシアの撲滅の扇動という見出し。
20230522G7閉幕

一方、日経新聞は及び腰ながらも同日別記事で会議の実態についてわずかながらG7の立場とは異なる立場の国があることを伝えていた。
・インドネシアのジョコ大統領は21日のゼレンスキー氏との会談でウクライナ情勢を巡り「相次ぐ犠牲者に哀悼の意を表する」と述べたものの、ロシアを明確に名指しする表現はなかった。帰国後はロシアへの武器供与が取り沙汰されるイランのライシ大統領と会談する見通しだ。

・モディ氏はゼレンスキー氏との20日の会談で「解決に向けできることは何でもやる」と伝えた一方、インド政府が発表した会談概要にロシアを非難する文言はなかった。

・日本政府高官によるとインドとブラジルはゼレンスキー氏を加えた会合への参加に慎重だった。調整の結果、21日のウクライナに関する協議はG7会合と、新興国も含めた拡大会合の2つに分けた。ウクライナを支持する文言はG7会合の発表資料にしかなかった。


5月22日 02:00 Web配信 20230522新興国

しかし22日のお昼にブルームバーグから、日経新聞朝刊の新興国の対応に関する記事に対応する、より分かりやすい記事が配信された。内容については後述。
22日12:51 配信 20230522BB記事

これを受けてか、日経新聞は23日にブラジルのルラ大統領とゼレンスキー大統領の会談が実現しなかった記事を掲載。記事の記述は、サミットに参加した新興・途上国「グローバルサウス」の主要国首脳でゼレンスキー氏と会談しなかったのはルラ氏だけだ。サミットへの参加に絡み「私はウクライナ問題を話すために来たわけではない」とも述べた。
5月23日 02:00 Web配信 20230523ルラ大統領

ではブルームバーグの記事はいかなるものだったか。他紙は知らないが日経新聞の記述とはずいぶんニュアンスが異なる。日本の新聞テレビの真実、公正な報道の実態がよくわかる典型的な一例となったので魚拓。

ブルームバーグの記事から。同社の記者3名の署名入り記事である。
ブラジルのルラ大統領やインドのモディ首相、インドネシアのジョコ大統領は、ウクライナに関するG7の見解を支持することなく、一般論として平和の必要性について発言した。ウクライナ侵攻でG7があからさまに一方の肩を持つことが、和平の努力を損なってさえいるとブラジルの当局者は話す。

ルラ大統領はゼレンスキー大統領の突然の訪日に不意を突かれ、ブラジル当局者の一部は「わな」の可能性があると捉えたほどだ。フランス大統領府(エリゼ宮)の当局者によれば、ウクライナに侵略者と犠牲者が存在することを理解するようマクロン大統領が懇願したにもかかわらず、ルラ大統領とゼレンスキー氏の週末の会談は実現しなかった。ルラ氏はかねて、ロシアのウクライナ侵攻は米国と欧州にも責任があると主張していた。


これまでウクライナ戦争勃発の背景と経緯を記してきたが、大本営発表のような日本のマスコミの報道とは異なり、世界には筆者と同様の見解を持つ国が少なくない事がよくわかる一幕であった。

昨年3月に「アゴラ」に掲載された記事→こちら
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