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風の行方とハードボイルドワンダーランド

再雇用の機会を捨て自由な時と空間を・・・ 人は何のために生まれてきたのだろうか? これから本当の旅がはじまる・・・

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骨を切らせて脳髄を切る

日曜日に、藤井聡太叡王(20)=竜王・王位・棋王・王将・棋聖との六冠=が90手で挑戦者の菅井竜也八段(31)を破り、対戦成績3勝1敗で防衛、叡王3連覇を達成した。藤井叡王は六冠を堅持、通算タイトル獲得数を歴代7位の14期に更新した。将棋のタイトル八冠の一つではあるのだが、一般には名の知られていない棋戦のためか叡王戦に対しては新聞の扱いも地味。
29日の日経朝刊 20230528叡王戦日経記事

この第4局、2回の先日手の後の指し直し局という異例の展開だったが、藤井の勝ち方が感動的であった。藤井の後手番(画面の上側)で、場面は67手目、菅井が1五歩と端歩を突いた局面。部分的には後手番は同歩と取るところ。角でも取れるが香で角を取られてしまう。AIの手はいずれもと金で菅井陣の金を取る手だった。

さて藤井の一手は?これを当てられたらあなたはプロ棋士より強いと思ってよい。自信のある方はしばしご考慮のほど。この藤井の68手目の次の一手、たぶん30数手先の菅井玉の詰まで読んで指されたとのだと思う。
20230528叡王戦第4局

20230528叡王戦第4局a

藤井の次の一手は同角。香で角を取られるのでこの瞬間は角と歩の交換。ただしすぐ歩で香を取れるが。

菅井は取った角を金取りに打った。1段目には竜がいるので、素人目には藤井の玉はいかにも風前の灯の印象がある。しかし読み切っているであろう藤井は金をタダで取られるのに構わず、1五の歩を1六に伸ばした。まさに骨を切らせて脳髄を切る差し回し。
20230528叡王戦第4局b

以降、菅井は戦意を失ったのか、粘ることなくあっさりと詰まされるのを待った感じだった。

明日からは名人戦第5局。ここまで3勝1敗の藤井が勝てば名人位を獲得し、7冠達成となる。もし勝ったとなると金曜日の新聞テレビは大はしゃぎとなることだろう。
20230531名人戦第5局
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