fc2ブログ

風の行方とハードボイルドワンダーランド

再雇用の機会を捨て自由な時と空間を・・・ 人は何のために生まれてきたのだろうか? これから本当の旅がはじまる・・・

Entries

万古焼とジンバブエ

今朝目に止まった記事 20230610リチウム

なんだ、これ?と思うとこんな書き出し。
リチウムイオン電池の需要が世界的に伸びるなか、三重県四日市市の地場産業である窯業(万古焼)に思わぬ影響が出ている。原料の粘土にリチウムが含まれており、粘土価格はこの6年間で約10倍に跳ね上がった。一部の地元メーカーは代替原料の生産を始めた。

万古焼と言っても江戸時代から様々な系譜をたどり産地もいろいろだが、今は「四日市萬古焼」に統一され通商産業大臣から伝統的工芸品に指定されている。鉄分の多い土を使って還元と呼ばれる方法で焼いた「紫泥急須」が全国的にも有名だが、主力製品は土鍋、国内の土鍋の80%は万古焼だそうだ。

この土鍋の誕生は比較的新しい。1959年にペタライトという鉱物を配合した低熱膨張性陶土が萬古業界で開発され、高火力のガスでの使用でも「割れにくい」土鍋として全国に広がったそうだ。新聞記事の写真の土鍋も見たことのある汎用品だった。
20230610坏土

ではペタライトって何?葉長石という和名だそうで長石の仲間と思えば良いようだが、主成分にリチウム(Li)の酸化物が入っている。これを擦りつぶして原料の粘土にする。
20230610ペタタイト

共通の理解ができたところで記事に戻る。突然ジンバブエが出てきたのでびっくりした。
創業100年を超える老舗メーカーの内山製陶所(三重県四日市市)によると、ペタライトの国内取引価格は約6年前まで、有力供給国のジンバブエ産が1キログラム100円程度だった。この6月は1000円近い水準に急騰している。ペタライトの高騰は、家電や自動車に幅広くリチウムイオン電池の需要が世界で広がってきたのが理由だ。ペタライト自体は世界各地で産出されるが、特にジンバブエ産はリチウムの含有割合が適度で、土鍋に向いているという。

ペタライトには中国企業も着目しており、リチウムを確保するためにジンバブエのペタライト鉱山を買収した。今後、電池向けのペタライト取引は月間数万トン単位に膨らむとみられる。土鍋原料としての取引は数百トン単位。中国企業に買い負けて入荷が減るとの見方が、日本での取引価格を押し上げている。

この中国企業の話題がこちら、2022年2月の「東洋経済」に掲載されていた。
20230610ビキタ鉱山
レアメタル(希少金属)の採掘・精錬を手がける中国の中鉱資源集団は2月8日、アフリカのジンバブエにあるビキタ・リチウム鉱山の経営権を1億8000万ドル(約207億8000万円)で買収すると発表した。

実はジンバブエには親近感があって、ブログ内を検索すると23件ヒットした。多くはハーパーインフレもしくは世界最貧国の象徴としてのジンバブエという単語の引用だが、十数年前訪れたことがあるのでジンバブエそのものについての記事も二三ある。

最初の記事が2014年に書いた→こちら

ジンバブエってどんな国?という興味のある方は、2016年にジンバブエ大統領来日した時に書いた記事をご参照のほど→こちら
関連記事
スポンサーサイト



*Comment

Comment_form

管理者のみ表示。 | 非公開コメント投稿可能です。

左サイドMenu

プロフィール

時の旅人

Author:時の旅人
辰年の獅子座のO型

最新記事

カレンダー

03 | 2024/04 | 05
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 - - - -

月別アーカイブ

右サイドメニュー

検索フォーム

最新トラックバック