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風の行方とハードボイルドワンダーランド

再雇用の機会を捨て自由な時と空間を・・・ 人は何のために生まれてきたのだろうか? これから本当の旅がはじまる・・・

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日本の虚飾に満ちた平和と核軍縮への願い

しばらく前に佐藤優のウクライナ戦争に関する本を立ち読みした。ロシアの専門家だけに興味津々であったが、不思議なことにロシア侵攻前の2021年12月から22年1月にかけてのプーチン大統領の開戦を避けるためのバイデン大統領や英独仏の首脳との直接対話の努力と彼らの拒絶については全く触れられていなかった。一方、名前は忘れたが外人さんの書いた本では、簡単ではあるがその点に触れられていた。スタンスは本ブログやアゴラに掲載された記事に近いものであった。

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さて欧米、特にアメリカにとって敵国の存在は不可欠。アメリカの軍事費の予算は日本の国家予算に近い約100兆円規模。

アメリカにロシアとの軍事的緊張を緩和し平和を希求する意思が少しでもあれば、昨年の12月の両国の直接対話の機にロシアの立場にも多少の理解を示し、外交交渉に持ち込むことはできたはずだ。敵国に囲まれたロシアにとって最後の砦であるウクライナをフィンランドやスウェーデンと同じようにNATOから中立化し、ロシアにとっての脅威を消滅させれば、国防費の減額や核廃絶に至る道さえ開けた可能性があった。しかしアメリカにとっては平和や核廃絶という事態になったらアメリカの経済と社会は大混乱に陥るから平和は敵である。

日本が本当に世界平和や核軍縮を願うのであれば、2021年から22年の冬に、G7の一員としてロシアとの外交交渉、しかもトップ同士の対話の実現に尽力していたはず。しかし日本は首をすくめて黙っていただけ。

8月のこの時期になると毎年平和祈念式典や核廃絶の願いなどの記事が並ぶ。

各紙同様だと思われるが日経新聞はこんな感じ。
20230809原爆忌

前述の日本の平和や核軍縮にたいする対応の実態に対し、いかに口先だけの虚飾に満ちた内容であるかがよくわかるので核心部分を記録しておく。政府はともかく、新聞もテレビも何も言わなかった。共産党すら声をあげなかったのだから存在意義を維新に問われても仕方ない。空気を読むしかない能のない日本人。

◆日経新聞社説(6日)
・今年は5月に広島で主要7カ国首脳会議(G7サミット)が開かれた。(中略)悲劇を繰り返さないために唯一の戦争被爆国として何をすべきか、改めて考える契機としたい。
・サミットで「ヒロシマ」に注目が集まった今年は核廃絶への機運を再び高める好機だ。
・一人ひとりが関心を持ち、できることを行動に移す。高校生らの力強い言葉は、核廃絶へ私たち日本人全員の決意を問うている。

◆広島平和式典(7日)
・松井一実市長は平和宣言で「為政者に核抑止論から脱却を促すことがますます重要になっている」と訴えた。
・(G7広島サミットの核軍縮に関する共同文書「広島ビジョン」に関し)松井市長は「核兵器のない世界の実現が究極の目標だと再確認された」と評価した。
・松井市長は「核で威嚇する為政者がいる現実を踏まえ、核抑止論は破綻していることを直視すべきだ」と指摘した。
・政府に対しては一刻も早く核兵器禁止条約の締約国となることを求めた。

・岸田文雄首相は「核兵器のない世界の実現に向けた努力をたゆまず続ける」と語った。
・岸田文雄首相は6日、広島市内で記者会見し核兵器廃絶に向けた国際世論を喚起する意向を示した。9月の国連総会での関連行事などで「再び核兵器のない世界を目指す機運を盛り上げていきたい」と語った。

◆長崎記念式典(9日)首相からのビデオメッセージ
NHK ニュースから 20230809岸田
・「長崎で起きた筆舌に尽くしがたい惨状や苦しみは二度と繰り返してはならない。世界で唯一の戦争被爆国として『核兵器のない世界』を実現するため、非核三原則を堅持しつつ、たゆまぬ努力を続けていく」
・『核兵器のない世界』の実現に向けた道のりはいっそう厳しいものになっている。だからこそ、G7議長国、国連安保理の非常任理事国として、国際社会の取り組みを主導していく」
・「G7広島サミットの確かな成果を土台として、核軍縮の進展に向けた機運をよりいっそう高めていきたい」

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