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風の行方とハードボイルドワンダーランド

再雇用の機会を捨て自由な時と空間を・・・ 人は何のために生まれてきたのだろうか? これから本当の旅がはじまる・・・

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なぜ専門家は為替の動向を間違えるのか?

今日17日の夕刊、見ての通りで、「2022年11月以来およそ9カ月ぶりの円安・ドル高水準。米連邦準備理事会(FRB)の金融引き締めが長期化するとの思惑からドル買いが進んだ前日のニューヨーク市場の流れを引き継いだ。昨秋に政府・日銀が為替介入に踏み切った際の水準を下回る円安が進んだ。」

一方、昨日16日の朝刊にニトリの会長さんのツイートのような記事が掲載されていた。恥を晒すようで可哀そうではあるが引用すると、「(夏以降に1ドル=120~125円程度へと円高が進むとの)見立てが大きく外れた」と悔しがる。
20230817円146円台  20230816ニトリ会長
          17日夕刊                        16日朝刊

7月28日(金)の日銀の金融政策決定会合についての記事を書いたのが7月29日(土)。そこにはこう書いた;
・記事の結論は見出しとは逆に、「米国の利上げ打ち止めや来年以降の利下げを織り込む形でドル安・円高が進む可能性がある」というもの。これが専門家筋の大勢のようだ。

そして結論としては、
・目先は多様な市場参加者がいるので日々の値動きを見ると方向性は不明かもしれないが、中長期に見れば円安方向に変わりはないだろう。

現実は皮肉なこと短期的にも、対ドルの為替相場は翌日から円安方向に動き始めた。

ニトリの会長さんがこのブログを読むわけはないので仕方ないが、世の中の専門家や日経新聞が決定会合後は円安方向へ、と言うのだから、バカじゃないの、と言う社内の声はなかったのだろう。実際、7月30日(日)の新聞には堂々と「円安転機」の見出しが躍っている。
20230730円安転機

円高援軍記事(1日) 202300801企業レート

8月3日になると、どうも様子がヘンだということなのだろう、日経新聞は円高路線から円安路線へとしらっと方向転換を始める。見出しは少々見苦しさを禁じ得ないが「金利上昇でも円安」。金利上昇と言ったところで日本では最大0.5%上昇の話、アメリカでは4%から5.5%というレベルの話なので金利差が縮小というほどではないし、近い将来はさらに拡大する可能性の方が大きく、金利差だけを見ても、大幅な円安になる訳がないのは明らかだった。
202300803円安進行

で、6日(日)7日(月)とこれからは円安だーの解説記事になる。
202300806ドル高 202300807日銀上限

ドルに対する円の為替レートの推移を見ておく。7月28日からほぼ安定して円は売られている。日本の経済評論家や企業のXXスト、新聞記者がなんと言おうと、世の中の実務担当者にとっては円はウリだったことがわかる。
20230817円ドル日足チャート

もう少し長い目で見た月足の推移。どう見ても、ニトリの会長さんが思った近い将来に120-125円というレートまで円が買われる可能性は、無いとは言えないまでもそれに賭けるのはギャンブルに近く、(以下割愛)。
20230817円ドル月足チャート

なぜ、日本の多くの経済評論家や企業のXXスト、新聞記者が間違えるのか?それは彼らが経済評論家や企業のXXスト、新聞記者だから。チコちゃんの答みたいだが、彼らは口先でメシを食っている人、実務担当者や自分の金でリスクを取っている人とは真剣度の差が甚大。

先日、元参議院議員で経済評論家の藤巻健史氏がご自身のブログでブルムバーグ記事の記事にコメントしていた。内容は割愛するが、それに対して、「呼びかけたのは、どうせアナリストだろう。しかもこのブルムバーグの記事の解釈は本当に正しいのか、私は、はなはだ疑問」と記していた。その後のコメントが、「私は現役時代、アナリストの言葉には全く耳を傾けず、リスクを実際に取っている人(特にヘッジファンドのオーナーの意見)しか聞かなかったけどね」。

そうだよね。
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