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風の行方とハードボイルドワンダーランド

再雇用の機会を捨て自由な時と空間を・・・ 人は何のために生まれてきたのだろうか? これから本当の旅がはじまる・・・

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ゆでガエルにならないために

先日、こんな広告が掲載されていた。円の定期預金を保有していないので日本の定期預金金利に親しくはないが、世界に較べて著しく低いということぐらいは知っている。定期預金金利年率0.3(1-3年もの)をこれだけ大きく宣伝しているのだから、たぶん他行と較べてよほど優位を誇れる数字なのだろう(別にお薦めしているわけではないので念のため)。
20230816定期預金金利

参考までにPRESTIAの外貨定期預金金利を示す。通貨によって異なるが6か月定期で最高が米ドルの5.0%、最低でもユーロの2.1%と上記日本の定期に較べ7倍の利率である。これだけ見ると、円の定期預金をしている人の気が知れない。
20230816外貨定期預金

ただし、外貨預金には為替リスクが必ず付きまとう。逆に為替利益を得られる可能性もペアで存在する。ここ数年でみれば、為替利益が預金利率のプラスの利益を大幅に上回った、というのが実態。昨日使った米ドルに対する円の為替レートの推移が下図。2000年から2021年半ばまでの平均レートはおおよそ110円だったので、当時ドル預金をした人は高利の利息に加えて、現在円転したら約32%(145/110=1.32)の為替利益も得た計算になる。円の定期の利息分はこの間の累計で0.3%にも満たないのではないだろうか。
20230817円ドル月足チャート

問題はここから先の為替レート。ヘッジファンド等の短期の値ざやを目的とした人たちや実需関係者など多様な市場参加者がいるので為替レートのボラタリティは高く上げ下げは必然、日本の政治経済並びに日銀を信頼する人は長期的に円高と見るだろうし、それらに対してネガティブな評価をする人は逆に更なる円安と見立てるだろう。

どちらが正解かは時間が経たねば分からない。今できることは、どちらの確率が高いか?と合理的に考えることだけである。もし後者の立場を取るのであれば、円に偏った資産を保有することはアクションとして合理的ではない。

現在、政府は国民の資産増加に帰するべく預金から投資へと啓蒙し、またNISAの拡充を実行している。けっこうなことではあるが、NISAをいくら拡充しても国民生活に意味ある変化をもたらすほ寄与はしない。以前に書いたが→こちら、NISAは投資利益の20%の源泉徴収税を「ゼロにするだけ」。どこが悪い?と叱られそうだが、500万円の利益を得た時のNISAによるメリットは100万円に過ぎず、資産増加に寄与はするが影響は小さい。そもそも投資資金がある程度大きくない限り投資行為で500万円の利益を得るのはかなり難しい。

その点、金融資産を外貨で保有しかつ長期的に円安となれば寝ているだけで資産は増える。

円は146円を付けたが足許ではまたしばし円高に振れるだろう。今からでも遅くないので小額から外貨預金をはじめ、金融に関する知識と経験を積むことが個人が自分を守る唯一の方法かと思う。ゆでガエルにならないために。

ゆでガエルって何?という人は→こちら
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