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風の行方とハードボイルドワンダーランド

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藤井聡太八冠達成;天才の時の運

昨日は将棋ファンでなくても日本文化史上に残る歴史的一日、藤井聡太の八冠独占は本日の日経新聞でも一面のトップ記事となった。
20231012藤井八冠

この一戦、鶴巻温泉の往復の車中で観戦したが、どうみても藤井聡太が苦戦しており、これで王座戦は2対2のタイとなり第5戦で雌雄が決するのかなと思っていた。昨日の夕刻の話。いつもお世話になっている「藤井聡太を忖度なく応援するブログ」のAIによる一手ごとの分析結果の推移を今日見たが、中盤はまでは確かに永瀬王座優勢で局面は進んでいた。ゼブラ色が上に膨れてゐれば永瀬優位、下であれば藤井優位。

新宿についてからオアシスへ、帰宅し夕食後テレビを観ていると9時のニュースで藤井が勝利、八冠達成とのニュースが流れた。あの将棋をどうして勝てるんだと信じられない思い出棋譜を見る。ニュースでは「大逆転」となっていたが、実態は大逆転ではなく永瀬王座の信じがたい落手での自滅で勝利が転がり込んでいた。

終盤戦(右側)の形勢の推移を見ると一手で永瀬のゼブラの指標が振り切れるほどの優位性が一瞬で藤井の優位側に振り切れている(緑色の枠)。そこでは何が起きたのか?
20231012王座戦第4局

今朝の新聞ではこういう記述。
持ち時間を使い切った永瀬王座だが、着実に攻めて藤井玉をあと一歩まで追い詰めた。藤井七冠の投了間近と控室の見方が一致した最終盤、永瀬王座の▲5三馬(123手目)が痛恨の落手。逆に自玉が安全になった藤井七冠が、永瀬玉を確実に仕留めた。

これが痛恨の落手直前の局面。後手(上側)の藤井が5五銀と打った局面。5五銀は形づくりの手で、画面中の下部のコメントのように誰が見ても永瀬の勝ち、永瀬が4二金と打てばたぶん藤井は投了を告げるつもりだったのだろう。しかし、永瀬は▲5三馬(123手目)と指してしまった。
20231012王座戦第4局5

この瞬間を再掲するとこんな状況、図は「藤井聡太を忖度なく応援するブログ」から。藤井が5五銀と打った局面のAI2台は4二金打ちからの即詰があるので永瀬の勝利確定的との評価。しかし、▲5三馬(123手目)と指した瞬間、藤井勝勢に変わってしまった。4二金打は素人の私が見ても指しそうな手。一分将棋とはいえ、普通の精神状態ならプロであればだれでも一目で詰みが見え状況であった。
20231012王座戦第4局3

新聞記事に「祝福の声」としてもう一人の天才、羽生善治九段の話が載っていた。「継続した努力、卓越したセンス、モチベーション、体力、時の運、すべてが合致した前人未到の金字塔だと思います」。ポイントは「時の運」。奇跡的な敵失による「大逆転」を見るのはこれで二回目。天才は「時の運」を持っていることがやはり凡人とは致命的に違うところだな、とつくづく思う。


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