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風の行方とハードボイルドワンダーランド

再雇用の機会を捨て自由な時と空間を・・・ 人は何のために生まれてきたのだろうか? これから本当の旅がはじまる・・・

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海水温暖化

久しぶりに何も予定がなかったので、ゆっくりした気分の朝、珍しくテレビ朝日のモーニングショーにチャンネルを合わせると、北海道のサケが今年は大不漁、サケの代わりにブリが獲れるのはいいのだが漁業当事者は困窮しているという。北海道の人はブリを好まないので卸値は安いらしい。

ふーんということで資料を見ると確かに日本海側では大不漁。画面に流された映像も日本海側のどこかの漁港や関係者たちだった。これを観て我が家でも「だからロシアと仲良くすればいいのに、ブツブツ」といつもの持論になったが、妻曰く「サケはチリ産がおおいからいいんじゃない」との見解だった。スーパーで販売されているサケの切り身はチリ産がメインらしい。

しかし作製した資料をよく見ればわかるように大不漁なのは北海道中部と南部の日本海側、および日高から噴火湾方面だけ、オホーツクや道東道北方面では不漁ではあるが大騒ぎするほどではない。
20231027北海道サケ前年比

さらにテレビ朝日の番組では全く触れられなかったが、北海道のサケの主たる漁獲エリアはオホーツクで73%、さらに道東の根室や襟裳岬の東側、道北を合わせると95%にのぼり、大不漁の3エリアは5%に過ぎない。3倍獲れても他のメインの産地でも1割ぐらいは増えるから平時のシェアはもっと少ないのかもしれない。いずれにしろ「北海道のサケ」として語るには不適。一部の実例もって全体を代表させるような印象操作は朝日新聞の得意とするところ(という個人的印象)、さすがテレビ朝日と大いなる感銘を受けた。
20231027サケ地域別漁獲量

とはいえ、サケが不漁である事実は確かであり、その原因も海水の温暖化にあるのも確かに思える。というのでさらに実態の解明へ。現在の日本近海の海面温度の平年値との偏差を見るとほぼ真っ赤のプラス、海水の温度が高くなって北の海育ちのサケが減ったのは当然かもしれない。また三陸沖ではプラス4度以上の異常な暖水塊まである。先日、痩せたサンマを食べたが三陸沖が産地だった。エサとなる冷水系のプランクトンが少なかったのだろう。
資料出典:気象庁 
20231027日本近海水温

気象庁の「海面水温・海流1か月予報(10月21日から11月20日までの北西太平洋の海面水温と海流の見通し)」にはこうあったから現在だけの特殊な状態なわけではないようだ。
オホーツク海南部、日本海北部、北海道南東方、本州東方、東シナ海の海面水温は、平年より高いか、かなり高いでしょう。
日本海南部の海面水温は、平年よりかなり高いでしょう。
四国・東海沖の海面水温は、平年並か平年より高いでしょう。
関東南東方の海面水温は、平年並か平年より低いでしょう。
沖縄の東、沖縄の南の海面水温は、平年より高いでしょう。
オホーツク海中部および北部、アリューシャンの南、日本のはるか東から日付変更線付近、マリアナ諸島近海の海面水温は、平年より高いでしょう。


そこで、長くて広い目で海面温度の推移を見る。出典は気象庁、なんと1890年と100年以上前からの全球での観測データがあった(左)。おおまかに見れば、100年以上の昔から海面の温度は上昇し続けている。右は有名なハワイで観測された大気中の炭酸ガス濃度の推移、炭酸ガス濃度の一貫した上昇が印象的。しかし、科学的には若干の印象操作が含まれていて、左下の最小目盛りは320で最大は420と320の下駄を履いているので注意。

いずれにしろ2つのグラフを並べると、大気中の炭酸ガス濃度の増加に伴い気温が上昇、その結果海面の温度が上昇しているように見える。
20231027海面水温 20211201CO2a.png

しかし以上の一節ははデータに基づく科学的考察ではない。実は炭酸ガス濃度の観測がなされたのは1970年から。海面温度の観測データはその80年前からあり、かつ一貫して上昇傾向にある。

また1975年から現在まで海面温度の上昇が急に見えるが、1910年から1940年過ぎまで同様の上昇が見られる。1910年というのは日本は明治時代の末期、1941年は太平洋戦争開戦の年である。この間に現在と同程度の炭酸ガスが排出されることはありえない。すなわち、大気中の炭酸ガス濃度に関わりなく大気の気温は上昇を続けていた証左に他ならない。
20231027海面水温+CO2

地球温暖化の防止という虚構のもとに温暖化ガス削減という世紀の愚行については何回か書いてきた。今回北海道のサケから新たな愚行を証明するデータに気付いたので、改めてテレビ朝日に深謝。

2021年12月に書いた記事から以下引用。1910年から1940年までの50年間の炭酸ガスの年排出量は劇的に少なかったことだろう。それにもかかわらず地球の温暖化は進み続けていたのである。それが今回の結論。

排出量が増えればCO2濃度は当然上昇する。では両者の関係は如何?というのが下図(著者作)。データは比較のため1981年を100として両者を指数化している。図に明らかなようにCO2の排出量が1981年比1.8倍に増えているが、CO2濃度は1.2倍にしかなっていない。現実的にどれだけ削減できるのか?半減できたとしてCO2濃度の低下効果はわずかでありどれほどの地球温暖化防止に寄与できるのか?そもそも自然現象である間氷期の気温上昇に歯向かうこと自体思い上がりではないのか?温暖化のメリットも存在するのは明らかで巨額のCO2削減コストを前向きな投資に活用する方策があるのでは?などと疑問満載のCO2ゼロエミッション。
20211203CO2b.png
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