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風の行方とハードボイルドワンダーランド

再雇用の機会を捨て自由な時と空間を・・・ 人は何のために生まれてきたのだろうか? これから本当の旅がはじまる・・・

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私の履歴書(5):40年前のモルジブ(完成版)

バンコクに着任した翌年1984年の7月にモルジブを訪れた。約40年前のことだ。学生時代に岩波新書の「南太平洋の環礁にて(畑中幸子)を読んで環礁という世界を知った。世界地図を眺めると南太平洋には無数の環礁が広がり、インド洋にはモルジブがあった。東シナ海には南沙諸島や西沙諸島も環礁であることを知った。中国が南沙諸島の埋め立てを開始した時、日本のマスコミが全く知らぬふりをして中、ブログで何回も取り上げて実態を書き続けた背景は、そんな知識があったことによる。

故にモルジブも憧憬をもって長い間眺めてはいたが所詮夢の世界、しかし東京から行くことを思えばバンコクからはすぐそこ、ドリームカムトゥルーとあって第二子ができる前に是が非でも行くことにした。当時の日本でモルジブは旅先としては非現実的で、知る人もまた稀だったと思う。

旅行の手配はバンコクの日本人の経営する旅行代理店に依頼した。その時にもらったモルジブの地図。世界地図では見ていたが、クローズアップされた地図は初めて、インド洋に巨大な首飾りのような環礁がずらりと並んでいる。夢の環礁が目の前に広がっているのを見て思わず興奮したのを覚えている。訪れたのはマップの中央下の赤枠のエリア、Male Atollという。環礁のことをAtollというのもこの時知った。
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赤枠エリアのスキマティックな地図。モルジブの首都はMale、隣接して飛行場だけの島がある。そこから小舟に乗り南側の環礁の中に入り、赤枠内のByaadhooという島に渡った。外洋はたぶん2メートルを超す大波で、小舟とあって妻は船内で寝込み、私ですら外気の入るところで耐えたが長女だけは平然としていた。その波も南側の環礁の中にはいると急に穏やかになった。定かではないが空港の島から2時間ぐらいでByaadhooに着いた。
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上図の赤枠内の拡大図、グーグルマップの航空写真、すなわち現在の様子でByaadhoo島の実際の姿がわかる。たぶん再開発されたのだろうが、ビヤドゥー・アイランド・リゾートとマップ上にあることから今も営業しているのだろう。長径で200メートルぐらいの小さなサンゴ礁の島である。水色に部分が手つかずのサンゴ礁で水族館よりもずっと高い密度で様々な熱帯魚が泳いでいた。サンゴ礁の先は垂直な崖になっていて、下を見れば紺色の闇、ライフジャケットを付けているとはいえ恐怖を感じてすぐにサンゴ礁部分の天国に戻った。
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現在モルジブには百を超える施設があるのだろうが地図には主要旅行者用リゾートとして14リゾートが記され、Byaadhooはその一つであった。ここはオールインワンというシステム、旅行代金にすべて含まれていてすべての食事は食べ放題で島にいる限りはお金は不要、クルーズ船と同じである。食事はカツオ料理ばかりだったが、若かったせいかとても美味しかった。オプショナルツアーは有料だが選択肢はほとんどない。我々はドーニーというモルジブ固有の小型帆船での島めぐりを申し込んだ。

当時のドーニーは近くの島の島民の所有する木造の小さな帆船、移動や日々の食料のために用いられていたものだろう。
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船主とその子供が乗っていて、我々家族三人が乗るといっぱいになる程。島めぐりといっても船に乗っているだけ、そのうち船主がうちの島に寄ってみないかと誘われた。右上の島でGuraidhooという。この記事を書いて知ったが、上の航空写真の下部にある島で、Byaadhooからは2キロも離れていない。
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桟橋があったのか船が浜に乗り上げたのか覚えていない。上陸すると家が数軒ならんでいた。日本人は見るのは初めてだったのだろう、島民が何人も寄ってきた。子供には手持ちのおかしを配った。
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最後に集まった人たちと記念撮影。昔々冒険時代に南の島にタイムトリップしたみたいな気分だった。
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島人の見送り 20231117-9.jpg

上の航空写真のGuraidhoo、島中に家がひしめいて見える。拡大するとびっくり、浜辺まで島いっぱいに家が立ち並びリゾートが3件、カフェも1軒ある。隣の島にもリゾートが2軒。大リゾート地に変身していた。
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おまけで最近のリゾートの紹介。ビヤドゥーの東に1キロほどの島にあるコモ ココア アイランド モルディブ。広告料を貰ってはいないが、目に入ったので現在のモルジブのリゾートの実態として貼っておく。
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航空写真のクローズアップ。もはや冒険時代とは風情が全く異なるが、これはこれで気持ち良さそう。暇とお金のある方は死ぬまでに訪れてもいいのかもしれない。
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