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風の行方とハードボイルドワンダーランド

再雇用の機会を捨て自由な時と空間を・・・ 人は何のために生まれてきたのだろうか? これから本当の旅がはじまる・・・

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新NISA口座のお薦め

来年から現行のNISAに代わって新NISA制度が始まる。これまでふーんと眺めていただけだったが、さすがに目の前に施行が迫ってきたので改めてどんなものかを確認した。一目でわかるのが下図、自分用のメモも兼ねて貼っておく。

一言で言えば、証券会社などを通じた投資額に対し通常は利益を得ると20%の源泉分離課税が課せられるが、新NISA口座で取引を行えば年間240万円までの投資に対し源泉分離課税が免税=0%になるというもの。投資した銘柄の保有期間は無制限で、かつ生涯投資額が1200万円まで利用できる。投資活動をするなら利用しない合理的な理由はありえない。

新NISA口座

この制度、岸田首相が就任時に提唱した「資産所得倍増プラン」の実現と言っていいだろう。恩恵は全国民が平等に享受できるという点において拍手。

日本の国民の金融資産は約2000兆円あり、半分を超える1000兆円以上が現預金として、異常な低利息にもかかわらず銀行などにブタ積みされている。本来現預貯金の一割の100兆円が消費に使われ国中で金が回っていれば、超長期間のデフレは解消、経済は活性化して、賃金も上昇しGDPも毎年増加、合わせて税収も増え続けていたはずである。政府の莫大な財政赤字と日銀の財政ファイナンスによる日銀の修復不能な財政リスクは、元をただせば銀行に国民の莫大な金が眠っているからであっていわば国民の自業自得。
20220901家計の金融資産 (2)

日銀の財政リスクと日銀の財政ファイナンスに頼らねばならない社会保障費が持続可能であるわけはなく、国に頼っていては国民の老後は悲惨な状況に陥ることは目に見えている。ゆえに政府は「貯蓄から投資へ」の旗を20年間振り続けてきたが、家計の金融資産が投資にまわらなかったというのが、実は恐ろしい不都合な現実。

そこに登場したのが新NISA制度であり、持続可能な「貯蓄から投資へ」の実行プランである。

ただし、新NISAは所詮利益を得た場合の利益に対する源泉分離課税の免税措置にすぎないのが実態。240万円の投資で100万円の利益を得ても20万円増えるだけ、生涯枠で1200万円で500万円の利益で120万円の節税、金融資産が倍増するわけではない。岸田首相の言っているのは「資産所得倍増」、資産所得とは一言で言えば株式投資や配当金、銀行利息などのことである。

とはいえ、240万円の投資活動によって数十万円の利益を得ることは難しくはない。100万円も十分現実的。それに味をしめれば新NISAを使わずに投資をすればいいだけ。

政府の意図は、新NISAの施行を機に国民がアメリカ人のように投資活動に目覚め、自らがリスクを取って預貯金の一部を投資活動に参加する体質に変えることだろう。今後インフレや円安に日本が巻き込まれれば上記のように社会保障は持続不能に陥り、国が国民を守ることができないからだ。

しかし投資活動には損失というリスクがある。心理学にプロスペクト理論というものがあり、人は利益を得れば喜びを得るが、損失をこうむれば利益を得た以上の苦痛を感じ、また恐れも大きい。こんな理論を持ち出さなくても経験的に分かる話だ。

20220903プロスペクト理論2

では人生初めて株式投資をする人たちを、どのようにして投資による損失に対する恐れや苦痛から解放するのか?その解の一つの例が、先月の「私の履歴書(3):出向時代」なる記事の中にある→こちら。その記事に初めて株を買った時の記述がある。

要は少額での投資を試みること。

とはいえ証券会社に口座を持っているが、もう「株式」投資はしていない。個々の会社をウォッチする気は無くなっているから。

今回の政府の懸命なる親心、はたして国民が理解、実行してくれるのか?
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