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風の行方とハードボイルドワンダーランド

再雇用の機会を捨て自由な時と空間を・・・ 人は何のために生まれてきたのだろうか? これから本当の旅がはじまる・・・

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日本財政は持続可能か?

一週間ほど前に「日本の持続不能な財政状況」なる三本立ての記事を書いたばかり→こちら

そんな中、今朝こんな記事を見つけた。上述のブログ記事は「持続不能」との結論の下、財務省の資料を数多引用して「持続不能」の証明であったが、このウェビナー(こんな言葉があるらしい)は「持続可能か?」という疑問形というのが大きな違い。
2月22日開催 20240227東京財団a

内容はこんな感じ。
1.冒頭挨拶
2.基調講演(30分)
  矢野康治  神奈川大学特別招聘教授/前財務省事務次官
3.プレゼンテーション(各10分)
  小黒一正  東京財団政策研究所研究主幹/法政大学経済学部教授
  片山健太郎 国際通貨基金(IMF)財政局審議役
  松岡秀明  東京財団政策研究所プログラム・メンバー/一橋大学経済学研究科兼国際・公共政策大学院准教授
4.ディスカッション(30分)
  パネリスト :小黒、片山、松岡、矢野
  モデレーター:加藤

基調講演の矢野康治氏は前財務省事務次官で、2021年に文藝春秋誌において発表した論文「財務次官、モノ申す『このままでは国家財政は破綻する』」(文藝春秋読者賞受賞)で一躍世に知れた方。現職の財務省事務次官という日本の財政政策トップでありながら、身を賭して「日本は氷山に驀進中のタイタニック」であるとの警鐘を国民に知らしめた。その論文の根拠を示したのが、上述の三本立ての「日本の持続不能な財政状況」でもあった。

この矢野次官の歴史的論文に対してはその名も「氷山に突進中のタイタニック」とゐタイトルで熱い記事を書いた→こちら

新聞に掲載された文藝春秋の広告を見て反応し、その時点でわかる限りの資料をまとめたものだが、今読み返すと、矢野次官の文章中にこんな一節があった。まさに現職財務省事務次官が3年半前に「持続不能」の覚悟を示している。

先ほどのタイタニック号の喩えでいえば、衝突するまでの距離はわからないけれど、日本が氷山に向かって突進していることだけは確かなのです。この破滅的な衝突を避けるには、『不都合な真実』もきちんと直視し、先送りすることなく、最も賢明なやり方で対処していかねばなりません。そうしなければ、将来必ず、財政が破綻するか、大きな負担が国民にのしかかってきます」

続く3名の専門家よるレゼンテーション、どんな内容か知らないが10分間であればまとまった話は無理、見てないのに偉そうだが30分のディスカッションではやはり形だけで実のあるものではなかったと思う。

「持続可能か?」。公の立場ではあまり強い表現は取れず疑問形で問題を提起するしかないのはわかるが、「?」に対して言葉遊びのような浅薄な風評が蔓延、世も慣れて無反応な状況を続ければ、やがて「大きな負担が国民にのしかかってきます」ということになるのは必定。

ではどうすれば良いのか?

「最も賢明なやり方」を取れればよいのだが、国民の痛みは避けられないためよほど覚悟のある政治家が多数いないと実行できない。政治家は国民の多数派によって選出される。そしてそのような政治家は確実に落選するから対処されない。対処されないから問題は先送りに。以下おバカなプログラマーの作ったプログラムのように無限ループが氷山に衝突するなるまで続く。
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