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風の行方とハードボイルドワンダーランド

再雇用の機会を捨て自由な時と空間を・・・ 人は何のために生まれてきたのだろうか? これから本当の旅がはじまる・・・

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キャッチャー・イン・ザ・ライ

昨日のテレビ欄を見るともなしに見ているとNHK総合の11時の「キャッチャー・イン・ザ・ライ」という文字に目が止まった。「完全なる問題作」というメインタイトルが付いている。何だか分からないままに「キャッチャー・イン・ザ・ライ」に魅入られたように11時にテレビの前に行き、テレビをつけた。
20240321テレビ欄

これが視聴後に見つけたNHKのHPにあった番組の紹介と説明文。なるほど概要の説明にはなっている。
20240321キャッチャーインザライ

その作品は善か悪か―。人々の論議を巻き起こす世紀の“問題作”に迫るドキュメンタリー▼J.D.サリンジャー著「キャッチャー・イン・ザ・ライ」。世界30ヵ国語に翻訳され発行部数8000万部以上を誇る青春小説の金字塔。一方で、暴力的な描写や不道徳な表現から全米で禁書処分が多発。さらにジョン・レノン殺害の犯人が本に影響を受けたと告白した。作者の息子、作家、研究者の証言によって浮かび上がるのは光か影か

「キャッチャー・イン・ザ・ライ」、邦題は「ライ麦畑でつかまえて」、原作は戦後間もない1951年に発刊されている。しかし上の紹介にあるように1953年から禁書運動が長年アメリカで続いたそうで、最後の州の禁書リストから削除されたのは2006年だったという。えー?。

1971年早稲田大学理工学部に入学した。入学早々の英語の授業で言い渡されたのが「Catcher in the Rye」の原書を購入し、毎週30ページほどを読んで授業に参加するようにという指導だった。英語と言えば高校の教科書ぐらいしか読んでいない一年生にとっては異世界の要求、高校と大学の差に衝撃を受けた。とはいえ仕方がないので宿題に真面目に取り組んだ。昔のこよなので粗筋さえ覚えていないが、やがて慣れ、初めて触れた文学の世界が妙に印象的であった。「キャッチャー・イン・ザ・ライ」という文字に目が止まった理由はそんな背景があってのことである。

番組は作者の息子の語りを中心に、サリンジャーを知る町の人や元代理人、研究者、ベトナム戦争からの帰還兵などの言葉、小説の一部の朗読、ナレーションによる説明などを織り交ぜて進んでいく。

「小説には何かが埋め込まれている」「優しさと救いの物語」「戦場では私のバイブルだった」「物語にはないそれ以上の何かがある」などの言葉が印象的だった。

久々にいいテレビを観たなあ、と言うのが感想。村上春樹が2003年に新訳版を出しているので読み直そうかと思っている。
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