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風の行方とハードボイルドワンダーランド

再雇用の機会を捨て自由な時と空間を・・・ 人は何のために生まれてきたのだろうか? これから本当の旅がはじまる・・・

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為替介入後の円の行方

今年のGWは4月29日から5月5日まで山荘に一週間の長逗留であった。その間新聞もないし、ゴルフや庭仕事など浮世から遠く離れて過ごしていたが、財務省をはじめ為替関係者の方々並びに新聞社は大騒ぎのGWだったようだ。

新聞がないとはいえ今の世の中、パソコンがあれば新聞は読めるしその他の情報も机の前で見ることができる。4月24日に円が対ドルで155円を割り込んでからも34年ぶりの円安を日々更新する状況が続き、まさに「だから言ったでしょ」状態が続いていたが29日に160円を突破、さすがに鈴木財務大臣の口先介入だけでは効果なしと覚悟を決めて政府・日銀による円買い為替介入となった。歴史的一幕のスナップショットとして新聞記事をいくつか並べておく。

20240430介入

20240502介入

20240503介入

20240505介入

この間の1時間足による円/ドルの推移は下記の通り。160円から152円まで暴落、出来高を見ると赤丸の所で通常の出来高の数倍に当たる円買いドル売りが入っており、為替レートが市場原理ではなく人為的な操作、円の爆買いもしくはドルの売り浴びせという「投機的」な動きがあったことが分かる。鈴木大臣が投機的な値動きには断固とした措置を取ると円安をけん制してきたが、自ら投機的な措置を取っているのが味わい深い。現在は153円台。
20240506GW介入

これまで円ドルの為替レートを取り巻く経済のファンダメンタルズ並びに肥大化が不可避な日本の財政状況から、底の見えない円安が続くと思っていた。政府の為替介入も一時的には効果があっても中期的長期的にはやがて市場原理に基づいた円安に戻ると。背景には政府の介入資金は有限である一方、市場参加者の資金は実質無限だから。

しかし、今回為替介入の実態を見て少し認識が変わった。為替市場には様々な参加者いるが、短期的な、いわばデイトレ型の参加者が主流を占めているのが実態なのではないかという気がする。彼らは目先の値動きを想定して円売りドル買い、もしくは円買いドル売りをする。両者が量的にバランスした瞬間に為替レートが決定する。株式売買と同じ。

さて160円でも円を売りドルを買いたい人がある量を提示した時点で、政府が大量のドルを売りたいと市場に出せばその場ではドルが溢れて158円でもドルが買えることになる。159円でドルを買っていた人はその結果損が生じる。160円でドルを買うと一瞬取引は成立するが、その直後に大量の売り物が出ると分かると160円でドルを買う人はいなくなる。大量のドル売りとはそのスパイラル状態、上図の売買実績は介入時点で通常の数倍のドル売りが提示されていたことを示している。

となると経済のファンダメンタルズなど無関係に、市場参加者のドルを高値(円安方向)で買う意欲は減退するであろう。すなわち、今回の介入により160円近くでドルを買う人はいなくなる可能性が高い。よって底の見えない円安に、少なくともしばらくの間は陥ることはなさそう。たぶん160円と150円の間でのもみ合いと思った方がいいかもしれない。

何か勘違いがあるかな?

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