風の行方とハードボイルドワンダーランド

再雇用の機会を捨て自由な時と空間を・・・ 人は何のために生まれてきたのだろうか? これから本当の旅がはじまる・・・

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神の見えざる手

週末時間がなかったのでまとめられなかった話。

7月4日の日経夕刊トップ記事がこれ、こんなニュースがトップって日経新聞の面目躍如といったところ。空売りしている少数の人以外に不幸せになる人はいない明るいニュースである。
NY17000ドル

さて、日本はというとこんな感じ、この10年間の日経平均株価の月足である。アメリカのCDS問題が水面下で膨張している頃高値を付け、顕在化とともに下落し、いわゆるリーマンショックで暴落した。これとよく似たパターンを暗示しているのが現在の日経平均株価。2006年6月ごろに安値を付け、それから1年ちょっとジリ高になったのが前回で、今回は安値を付けてからジリ高になり始めたところ。同じパターンだとあと8か月ほどで高値を付け暴落することになる(アナロジー)。
日経平均月足2

xx学というのは予測することができる学問体系をいうのであって、予測できないものはxx学と呼べない。その典型が経済学。経済の先行きを予測できない。部分的には成功している部分もあるが、単に現在の傾向の外挿の述べる評論家のようなものといった認識のほうが実態に近いと思っている。そんな状況で役に立つのがアナロジー。データが十分ない時に、過去の経験や実績を現状に当てはめて想定(予測)するという立派な科学的手法。株式相場ではテクニカルアナリシスというのがそれ、データは十分あるのだが、経済学が役に立たないので皮肉にも未だ愛好者は多い(と思う)。

では、前掲のアナロジーに科学的根拠があるのか、というのが本論。ある日の日経平均株価の決定要素は個々の株価だが、それを決定するのは個人法人をを含め、膨大な数の参加者。それぞれの参加者は、それぞれのいくつかの要素、世界経済、国際情勢、政治情勢、歴史観、好み、性格に基づいて売買をする。そしてそれらは記憶されている範囲の膨大なニュースによって構成される。要するに、株価とは天文学的素要素によって決定されている。それらを総合的に扱う科学的手法は確立されているとは言えないが、頑張っているのが複雑性の科学。このような複雑に絡み合った世界が実は単純な法則であらわされるというもの。ある分野ではその方策が見えてきているが、一般にその法則は見つかっていないし、存在するかどうかもわからない。が、テクニカルアナリシスがいまだ健在ということは、アナロジーが、経験的もしくは歴史的に、言い換えれば実験式のように有効であることの証左といえる。

現在の世界を、経済的に、また政治的に俯瞰すると不安定要素は多い。これが少なかったことなどないので、それらのエネルギーが蓄積して行き、一方で株価が不安定要素を織り込まずに上昇して、両者のエネルギーバランスが崩れた時に暴落する、と考えるととわかりやすいような気がする。そしてそのパターンは物理法則のように同じになるのだ。これがアナロジー。個々のガス分子の動きはバラバラだが、熱力学で見るととても単純になるように。

現在は、負のエネルギーが急速に蓄積されている時期のように思えるのは気のせい?

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