風の行方とハードボイルドワンダーランド

再雇用の機会を捨て自由な時と空間を・・・ 人は何のために生まれてきたのだろうか? これから本当の旅がはじまる・・・

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集団的自衛権行使容認問題の本質(2)

3)国内手続き
9条をまず改憲すべきというのは当然の意見と思うが、為政者としては、無駄な時間とエネルギーを費やしたくなかったのだろう(前述1)後半参照)。国民に対する説明というが、閣議決定全文が公開されている。国民は一応それを素直に読んでから判断すればよいのだが、新聞の見出ししか見ない人が多いのが現実。そしてテレビのインタビューでは、新聞の受け売りをする人がいて、それを選んで放映し、世論が形成される。

十分な国会議論をというのも同レベル。国益より対立姿勢を鮮明にするという党利のための議論の場と考える政党も多い。

タイミング的には今がちょうどよかったのだろう。だからといって、民主主義の手続きを回避するのはけしからんというのが反対派の理屈。一方安倍さんは「理念も大事だが、リアリズム(現実主義)の問題」ということ。 どこまでいっても堂々巡りのウロボロス。

なお、閣議決定には大きな効果があった。集団的自衛権行使容認というニュースが全世界に向けて発信されることは、中国に対するインパクトは多大。実は閣議決定だけでは効力はなく、これから各種法案の作成並びに改訂をしなければならない。現行法の不備を糺すだけでも実効的には済むのかもしれないが、国内法の改訂とでは対外的宣伝効果はまるで異なる。


4)70年前の道
 「「強兵」への道 許されない」、「危険はらむ軍事優先」、「論理の暴走 戦前と同じだ」、以上は朝日の小見出し。「徴兵制の悪夢へ」、というのもありそうだ。反対の根底にあるのが太平洋戦争を二度と繰り返さないという、どうしてそういう発想が生まれるのか全く理解不能の理屈。朝日の見出しの半分がこの路線。

70年前と現在では世界の様相は全く異なる。上記コメントをされる方並びに中国韓国の人々はは、少し近代史をきちんと読んでみることを是非勧めたい。各教育委員会が、日本近代史の授業がおざなりにされているのを知りながら是正指導しない責任も大きい。一言でいえば戦前は帝国主義の時代、日本が中国韓国もしくは東南アジアを侵略して大東亜共栄圏を構築する可能性があると考えているのだろうか。 もしくは、それらの国に侵略する価値があると思っているのだろうか。もし答えがイエスなら狂気。

民主党も、だから歯止めが重要という姿勢。武力行使の3要件と方針も明確に思えるが、具体的な詰めはこれからの法案作成と修正でやってもらえばよい。

5)徴兵制
さすがにまじめにこれを危惧する論説を見ないが、70年前の主戦力は地上戦と海戦。ミッドウェイ以降航空戦が主流となった。そして今や高度の電子機器による戦争が主。日本は島国なので、いわゆるヨーロッパやイスラム半島型の市街戦は国内ではありえない。要するに、徴兵制で集めた兵士など今時何の役にも立たないのは明らか。アメリカですら徴兵制ではない。

6)外交姿勢の転換
中国と韓国に、これまで日本は冷静な対応の美名のもと、まるでへつらうごとく自らの主張を述べることはなかった。だから、中韓の態度はつけあがるばかり、思い切り馬鹿にされている。先日、何の機会だったか忘れたが、アメリカが名指しで中国を非難したのに対し、安倍さんは間接的な表現で中国を非難。これに対し、胡錦濤が、アメリカではなく日本の物言いがより不快、との演説をした。なぜ、日本は学習しないのか?

以下推論、間違いの指摘があればお詫びの上削除します。さて、官僚はある部署での任期は数年そして移動する。また、多分外務官僚にとって重要なのは何も問題を起こさないこと。数年後任期満了、慣例に叛いて上司の反感を買うこともないし、何もしなかったのでXが付かない。後任も同じことを繰り返す。だから、外から見ると学習しない馬鹿に見える。竹島の現状が近年明らかになったが、韓国担当部にとって、そっとしておくのが最重要方針だったのだろう。

今回、安倍さんは明らかに中国と敵対の姿勢を明らかにした。外務官僚の作文を恥じて、自ら決断したような気がするのは過大評価?

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