風の行方とハードボイルドワンダーランド

再雇用の機会を捨て自由な時と空間を・・・ 人は何のために生まれてきたのだろうか? これから本当の旅がはじまる・・・

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避難勧告の出し方

「長野県南木曽町の土石流災害で、町の避難勧告が土石流発生の約10分後だったことが10日、町への取材で分かった。宮川正光町長は「役場付近の雨は強くなかった。土石流の発生は予測できなかった」と話した。」

台風と津波は100%予測できる天災。それにも係わらず死者が出る。台風にしろ、集中豪雨しろ、死亡事故は土砂災害が多い。上記コメントは、なるほど、と納得しそうだが実は大きな誤りがある。それが、「土石流の発生は予測できなかった」という認識。根底に予測できるという無意識の思い上がりがある。梨子沢の上部の岩盤は花崗岩でもともと土石流が発生しやすく、それゆえ国土交通省の監視カメラが設置されている所。そこに時間雨量70㎜という大雨が降った。

土石流の発生は予測できない。一方大雨は100%予測できるのである。下図はエリアは違うが降水量の予測。30分から1時間単位で6時間先の予測までは簡単にわかる。梨子沢の土石流は予測できないが、土石流の可能性は認識されていた。であれば、図のように、集中豪雨(赤と黄色)となる1時間前に避難勧告を出せばよい。対策室を設けて協議する必要などなく、アルバイトのおばさんに、その町なり村なりに黄色の模様が現れたら、そこの危険地域(がけ崩れを含む)に避難勧告を出すよう頼んでおけばよい。99%以上の避難は空振りに終わるだろうが、全国の市町村全てがこれを実施すれば、豪雨による土石流やがけ崩れで亡くなる人はゼロとなる。
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そんなことはをしたら膨大な避難所と避難民を抱えるので現実的ではない、と批判するxxも必ずいる。実態を踏まえればわかることだが、集中豪雨の範囲は比較的限られ、また非難すべき家はさらに限られる。また時間的には24-48時間で十分。また雨は移動するので、すべての住民が一斉に避難するわけではない。避難距離も所詮わずか。単に、土石流等の危険の可能性がある場所に対しては、大雨の前に避難勧告を出す、99%は空振りでもそれだけで人命は救える。リスクと引き換えの手間としてはたいしたことではないだろう。土石流の予測は不要でよい(どうせ当たらないし)。今回の南木曽町で小学生が亡くなられた。人災とは言わないが、行政の不作為とは言えるだろう。大雨は予測できるのだから。

天災に対する基本的な心構えは天災と戦おうなどと思わず逃げること。津波対策のため、巨費を投じて堤防を建造するなど以前記したように愚の極め。

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