風の行方とハードボイルドワンダーランド

再雇用の機会を捨て自由な時と空間を・・・ 人は何のために生まれてきたのだろうか? これから本当の旅がはじまる・・・

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自殺学の基礎知識(1)

10日ほど前にこんな記事があった。年間80万人というと戦争よりもすごい。太平洋戦争の戦死者が確か4年間で240万人ぐらいだったと思う。この記事はほんのさわりだけなので、かなりもったいない、ということで一部紹介する。国によって年齢分布が大きく異なるのでデータはそれを反映した調整がなされており、実数は実態と異なるが、国の比較という意味で相対的には正しい、はず。それゆえ、記事にある日本の18.5人は数字として無意味。
自殺

まず、男と女で自殺率に差があるのか?あったとしたら世界共通か?答えは下図(以下図をクリックすると拡大します)。男の方が世界共通で2倍以上高い。人種や文化の違いを嘲笑うがごとく、性差の方が大きい。また国によって自殺率は大きく異なる。自殺率は10万人当たり何人という単位で表される。
自殺1

では、自殺率が高い国々と低い国々。男性で見てみる。ガイアナがずば抜けて高く、以下、リトアニア、スリランカと背景がよくわからない国がトップグループ。北朝鮮、韓国もそれに続く。日本はジンバブエやウガンダ並。ネパールが意外と高い。なんとなく貧しいアフリカや旧ソ連系と極東アジアは自殺したくなる国のようだ。一方、自殺したくならない国が右。最も少ないのがサウジアラビアの0.6人と日本の50分の1程度。一瞥してわかるようにイスラム国ばかり。多分教義のせいかとも思うが、彼らには自死という言葉は辞書にないのだろう。だからシリアは2番目に低く0.7人、イラクも世界で4番目で、1.2人。すなわち、物騒な国ではあるが自殺者が少ないので、戦火で少々犠牲者が出ても、自殺者+戦死者の率は日本より少ないかもしれない。暮らすならイラクがお薦め、というのはかなりのブラックジョークのようだが言っていることは統計的に正しい。
自殺2  自殺3

もう少し親しい国を見てみる。この中ではロシアが独走、ただし女性の自殺者は少ない。なんとなく納得。その点日本はバランスよく2位。以下フランス、アメリカ、そしてタイがどんぐり状態。スリランカが上位だしタイも、ということは仏教というの実は死と生の敷居が低い宗教なのかもしれないという、重大な仮説が立てられそう。さすがにギリシャ、イタリアは自殺が似合わないという思い込みは妥当。
自殺4

というのが自殺率で見た世界概観。地図にするとこんな感じ。お暇な方はどうぞ。死にたくなる国とならない国、知っておいて損はないでしょう。では、日本を詳しく見るとどうなっているか?、長くなるので次回にします。
Global_AS_suicide_rates_bothsexes_2012.png

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