風の行方とハードボイルドワンダーランド

再雇用の機会を捨て自由な時と空間を・・・ 人は何のために生まれてきたのだろうか? これから本当の旅がはじまる・・・

Entries

荒地句会でも

昨日は荒地句会でもあった。前回は主宰の特選を得、かつ点数もそこそこ集まり、幸せ感満載だったので、二匹目を狙っての全力投球。毎回そうだが、投句するときは、いい句が並んだなあ、と思うのだが結果は無慈悲。これだけはなかなか懲りない。で、昨日もいつも通りパッとしない成績。無点句が4つあり、まあそうかなと概ね納得。

蟷螂の雄喰われゐる良夜かな

とはいえ、掃き溜めの鶴、もしくは逆転満塁ホームラン風に1句、主宰からの特選があった。最近の主宰の好みはこういう路線ではない。しかし、「感心した、良夜の句でこういう発想は見たことがない」と激賞された。

昨日の記事に載せるべきだったが、ここに第35回角川春樹賞入選の30句を記しておく。選考座談会においては、16句について選評されていた。ただしこれらは残念ながら角川春樹の趣味ではない。

夏終わる        XXXX
水音のまだ新しき二日かな
もの言わず一日暮れたり根深汁
薄き手へ寒九の水のこぼれ落つ
吹雪く夜の抱えて眠る膝小僧
雪焼けの少年の夢老いの夢
凍馬の見つめる先に明けの空
流氷や反逆の火のまだ消えず
身の裡の水まだ昏き雨水かな
顧みる道真直ぐなり春の泥
今日といふ余白に赤く落椿
イースター戸口に美しき朝が待つ
橋いくつ渡りし旅や雲に鳥
霾や胸に燻る負の記憶
囀りや君が君へと帰る朝
ヒヤシンス誰にも美しき朝のあり
透明な午後となりけり花の雨
花行脚フィルムに傷の雨が降る
眼裏にいくつ数へる花の山
狂はずに生きてこの夜の花篝
リラ冷えや誰かが誰か呼んでゐる
逆光の渚駆け抜け夏来る
万緑の湖静かなり旅の果
夕暮れにひとり身を寄す額の花
遠く来て祭の果の白夜かな
梅雨夕焼褪せて一日を終わりけり
羅を剥がれ女は海となり
水底にただ眠りをり夕薄暑
太陽に叛きし日あり遠い夏
遠き日のうつつもゆめの浮人形
焼け雲の大地に沈み夏終わる

関連記事
スポンサーサイト

*Comment

Comment_form

管理者のみ表示。 | 非公開コメント投稿可能です。

右サイドメニュー

検索フォーム

最新トラックバック