風の行方とハードボイルドワンダーランド

再雇用の機会を捨て自由な時と空間を・・・ 人は何のために生まれてきたのだろうか? これから本当の旅がはじまる・・・

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国債に関する現状認識

今日は国債に関して記しておく、国債について語るとは、実は日本財政全般について記さねばならないのだが、きちんと書くと面倒なので、本年度の予算で財政状況のスナップショットだけ。なお。資料は財務省資料のつまみ食いコピペ。

予算は一般会計と特別会計に分かれており、これも面倒なので一般会計だけで話を進める。両者の連結予算については多分後で。まず認識すべきは規模で、96兆円。歳出としては、このうち1/4に当たる23兆円が国債の償還や利払いで消え、真水は73兆円。このうち社会保障が31兆円(左図)。日本の国家予算の半分以上が国債費と社会保障費なのだ。一方歳入は諸々の税収が50兆円、国債による調達が41兆円という構造。税の内訳についての記載は明日。

歳出 歳入

下図はここ40年のマクロな一般会計の歳出と歳入の推移。赤が歳出で恒常的に税収を上回り、不足分を国債の発行で補うことにより、日本はそれなりに成長し国民もそれなりに豊かな生活を営んできた。何故か平成になって税収が急激に落ち始め(これは宿題)、毎年40兆円前後の国債発行を余儀なくされている。
推移

国債発行残高がこちら。年末に780兆円に達する見込みで、これは今年度の税収50兆円の16年分に相当する。この数字のきちんとした認識が国債問題の基礎。
高国債残

こちらの棒グラフも国債発行残高(右軸)で、上のグラフと同じだが、金利と利払い額(左軸、約1/40)が示されている。現在いわゆる市中金利は極端な低金利だが、財務省資料では1,2%、利払い費10兆円を切っているというのが現状、まあよかったね、というところ(良くないが)。

しかし、現在の日本はデフレもあって人類史上まれに見る低金利。世界的なデフレ傾向もあって急に金利が上がることは想定されないが、黒田さんの異次元金融緩和が功を奏したり、更なる円安が進み、すべての輸入品が円価格で上昇して、物価上昇率が2%を超えた時、世の中の金利が現状のままとは考えにくい。更に現実的に最大のインパクトを引き起こしそうなのが異次元金融緩和の出口戦略。時間をかけるにしろ、日銀は200兆円規模の国債を売却せねばならない。先にみたように、毎年40兆前後の国債に寄る資金調達が必要な状況で、誰が国債を買うのか、ぜひ黒田さんに聞いてみたい。もし、売れなかったら?国債の値段は下がる。債権の値段が下がれば金利は急上昇する、これはいくら経済学が役に立たなくても、算数の問題として証明できるぐらい単純な話。現在10兆円の利払い費は簡単に2倍、3倍、5倍になる。もちろん円も暴落するだろう。そしてある程度のインフレスパイラルは起きるかもしれない。以上は上記財務省資料から合理的に導かれる見通し。捏造部分はない。なお、おしゃべりベースで書くと、黒田さんは円暴落とインフレにより国債残高の価値を一気に減価させ、日本の財政危機を救おうとしているのかもしれない。

国債詳細

ただし、日本は世界でもトップクラスの産業国。ジンバブエのようになることはない。円安が異常に進めば世界中が日本から買い付け、日本は寝る間もないほどの好況になってしまう。ので、或る程度のところで落ち着く。がいずれ多少の混乱、多分死ぬ前に、は覚悟しておいた方が良い。
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