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風の行方とハードボイルドワンダーランド

再雇用の機会を捨て自由な時と空間を・・・ 人は何のために生まれてきたのだろうか? これから本当の旅がはじまる・・・

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日本はどうしてお金がないの?

先日、妻からこんな質問を受けた。

それは質問として間違っていて、日本政府にはどうしてお金がないの?というのが正しい質問、として以下縷々説明した。話しているうちにいくつか重要なことに気が付いたので記しておく。

日本は平成24年度末で1446兆円の金融資産を保有している。うち、6割は家計部門が占め、総額は847兆円、さらに記入機関と非金融法人企業合わせて479兆円ある。これはGDP比で3倍に近く、日本にお金はあるのだ。だから最初の質問は
意味をなさない。ポイントは家計部門で847兆円もあるという事実。
国民金融資産残高

一方、国債残高が平成26年度末で780兆円となることから、政府にお金がないというか、歳出に見合う歳入がなかった、のは確かである。
高国債残

もう一つの基礎的な認識がGDPの推移。確かにマイナス成長もあるが、平成なってからのGDPは全体で見れば緩やかに増加している。日本経済は緩やかな成長を続けているといってもよい。

ここからが今日のポイント。この間の税収の推移を見る。GDPが増加し続けているにもかかわらず、所得税収並びに法人税収はほぼ減少し続けている。何故か?答えは簡単で、所得税と法人税の減税が続いたから。
内訳税収

以上のデータから次のことがわかる;
1)日本政府の長年にわたる減税のおかげで、国民は莫大な金融資産を保有するに至った。
2)会社も同様に巨額の金融資産を確保した。
3)建設国債、国債の利息や償還のための赤字国債を発行、政府は減税による歳入減を補ってきた。
4)サラ金のように国債残高は膨らみ続け、今や国債残高は780兆円、今年度は23兆円の国債費を歳出せねばならなくなている。

本来、GDPが増加しているのであれば、税収の総額も増加しして然るべきであるが、これまで国(それぞれの政府)は、国民にお金をばらまいてくれていたのだ。その結果、異常な国債残高という、もう通常の施策では戻れないところまで来てしまった。

もう一点以下の現実がある。
5)家計に入った減税による金融資産のうち約790兆円は預金に回されている(すなわち銀行にある)。
6)銀行は預金の運用のため「安全資産」である国債を購入し、莫大な国債の発行を消化してきた。

それゆえに、諸外国のように、国債残高が増えても問題は起きない、という見方が生じる。多分マクロにみれば正しい。だからハイパーインフレも日本では起きていないし、少し前までオーバーシュートの円高だった。しかし、少々のことではこのサラ金地獄、もしくはねずみ講システムからは脱却できない。小金をためて喜んでいたらそれが公に使われていたという構図。

そこに、異次元金融緩和という名のもとの日銀による国債の買い入れ。話は飛ぶが、日本においては、もはや減税は小細工には効いても、経済成長には効果がない

日本の行方が垣間見えてきたような気がする。

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