風の行方とハードボイルドワンダーランド

再雇用の機会を捨て自由な時と空間を・・・ 人は何のために生まれてきたのだろうか? これから本当の旅がはじまる・・・

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地球で一番雪の降る国

週末に再度寒波が来襲、今回は先週ほどの大雪にはならないと思うが、雪マニアには嬉しい展開。

さて、寒いと雪が降る、というのは間違いではないが、表現としては手を抜き過ぎ。雪が降るといっても粉雪が舞うレベルからメートル単位の積雪まで程度の差は莫大。大豪雪となる地域は世界でも一部に限られ、実は地球では日本だけなのだ。
2013年4月雪の大谷 201304.jpg


以下その証明。

1)寒気の生息地
南極を除けば、寒気はどこにでも生まれるわけではなく、西シベリアとカナダの北東部だけ。北極の冷気が北の大地で熟成され寒気が生まれる。下図は今日の北半球のアジア側における、上空1500m付近の気温分布。-24度の寒気を青で示した。この寒気が東に流れてくると大雪になる。すなわち、位置的に日本しかありえない。カナダの東は海だから。
寒気図

2)温かい海水
寒いだけでは雪は降らない。雪は水でできているので水分が不可欠。水分を補給するのが日本海を北上する対馬海流。能登半島付近でまだ15度ぐらいあり、たっぷり水蒸気を供給できる。北海道より北では寒流が流れ込むので水温は低い。2月でも9度程度あるので、大寒気団との温度差は大きく、雪雲の形成には十分。地球の温暖化が顕著になれば、熱は海水に蓄えられ、海水温度が上がるので、日本の降雪量は増えるだろう。
水面温度20141211

3)山
しかし、これだけでは雪雲ができても雪は降らない。日本の地形をマクロに見れば日本列島の中央を縦に山が走っている。地球の中緯度で大陸の東に縦に長い島があるのは日本だけ。冬型の気圧配置による強い西風により日本海で発生した雪雲が脊梁山脈にぶつかり、気流の乱れ、すなわち圧力変化が生じて雪の結晶が大型化して、初めて大雪となる。
雪

というわけで、3つの大雪要素が奇跡的に重なった日本、財政赤字に加え、積雪量も不動の世界一を誇っている。

近年、雪を求めてアジアや豪州からの観光客が増えているとはいえ、円安もあってその成長余地は莫大。選挙に使う金の十分の一ぐらいを基に、「地球で一番の雪」、をウリにしたプロモーションをアジア豪州で大々的に展開すれば、10倍ぐらいの外人旅行客が来訪し、有効な地方創生手段になるのに・・・、と政治家や役人の(以下自粛)。

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