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風の行方とハードボイルドワンダーランド

再雇用の機会を捨て自由な時と空間を・・・ 人は何のために生まれてきたのだろうか? これから本当の旅がはじまる・・・

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示談交渉(10)

今日が公益財団法人交通事故処理センターへによる和解斡旋日。提出資料準備の打ち合わせの際、傍聴してよいですか?と尋ねたところ、可、ということだったので、同センターのある新宿モノリスビルの25階に歩いて行った。天気も良かったし、時間も11時と中途半端だし、歩いても25分ほどなので。

受付を済ますと、といっても名前を名乗るだけだが、待合室へどうぞ、と指示される。他に一人いたが、弁護士さんがぽつんと座っていたので司法関係の雑談。後で気が付いたが、申立人側と相手側は別の待合室だった。すぐに斡旋室へ。12部屋あるが、多分使われていない。事故は数多あっても、斡旋が必要なケースは稀なのだろう。

双方出席の上、裁判みたいに進行するのかと思っていたが、部屋には灰色の事務机と女性の嘱託弁護士さんがいるだけだった。事前に和解斡旋申立書並びに資料を送付してある。資料には「甲第x号証」という赤い判が押され、3-5が私の書いたレポート、6が娘の証言と写真。これらによって、実質的に事実関係に争う点なしとあっさり認められた。

この手の事故の原則は責任比率30:70。それに多少の事故様態に対する斟酌が10%刻みでなされる。裁判と違って、細かな事実関係にはこだわらないようだ。なぜなら、所詮20:80か稀に10:90になるだけだから。案は、相手側の損害をゼロ、とし当方の損害のみを20:80で負担するというもの。相手側は交渉に応じない状況だったので、これなら上出来、承諾。傍聴者と思っていたが、まるで原告のようにきちんと喋った。それでいいようだ。要するに単なる面談と思えばよい。

そして退席、待合室へ。この間、相手側として出席した朝日火災海上保険の女性が呼ばれていた。再度呼び出され、双方立ち合いのもと、斡旋案の確認。この時保険会社の女性と初顔合わせ。なるほど、ただの若い女性で、これでは埒が開かないわけだ。彼女が、斡旋案をタクシー会社に持って行って、合意すれば一件落着。承諾しなければ次回は1月27日。相手側が不服として裁判で争っても、所詮このような結果になるので、普通は合意の可能性が高いらしい。ようやく、示談交渉の第一歩、8か月もかかっている。
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