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風の行方とハードボイルドワンダーランド

再雇用の機会を捨て自由な時と空間を・・・ 人は何のために生まれてきたのだろうか? これから本当の旅がはじまる・・・

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秋津

強い寒気団の来ていない、ただの冬型の気圧配置なのに、藤原の積雪深は160cmになっていた。ランキングをチェックすると、王者酸ヶ湯に続く2位の45cm。雪国とは冬型になるだけでかなりの雪が積もる。
  20141226100積雪量

雪は朝も絶え間なく降り続いていたので、道路にも雪がたっぷり残っている。みなかみ町の道路の数はそれほど多くないが、広いので総延長は長い。さすがに、常に完璧な除雪とはいかない。この程度だと車の走行には問題ないのだ。
201412261110藤原トンネル  201412261110大芦

などと、書いているうちにお出かけの時間。妻と待ち合わせ、昼食の後東急ハンズへ障子を買いに行く。2階の入り口で酒蔵「あさ開(びらき)」が即売会をやっていた。岩手県盛岡の酒蔵。試飲するもなかなかきらびやかな印象で悪くない。が、御馳走様をして買い物へ。

帰りに買っていこうか?、と提案すると、高島屋の酒屋にいかない?、との逆提案。行ってみると店の入り口中央に「龍力」の酒を並べて試飲促販会をやっていた。ここは多分東京で一番龍力の酒を置いてある酒屋で、時々買に寄ることがある。試飲は醸造酒と、五百萬石と山田錦で作った純米酒。係のおばさん、といっても年上、と、お話をしながらとりあえずひとつづつ試飲。さすが龍力、醸造酒までおいしくて一瞬まごついたが、気を取り直して五百万石の「純米しぼりたて」を2本購入する。ご贈答ですか?、ときかれたので、いや自宅用です、と答える。おばさん、レジまで付いてきてくれて、そのまま話ながら入り口に戻った。

ちょっと待ってて、といって持ってきたのが「秋津」。四合瓶で15000円というお酒。この酒は、日本酒フェスティバルで「梵」と並び、開始早々長蛇の列ができる。改めて飲むとそのまろやかさと気品は極上。話も弾んで、次にまたこっそり持ってきたのが「秋津」の新酒。秋津に新鮮さが加わってさらに絶品。これも15000円とか。試飲用に置いておくと飲まれちゃうので出しておかないとか。お酒のことを話しあえるとしあわせなの、という感じのおばさんで、商売っ気はまるでなし。まるで、知り合いにおいしいお酒をふるまわれたような感じで、御馳走様、といって売り場を後にした。

ちなみに「梵」は皇室御用達のお酒で一升瓶で三万円ぐらい、「秋津」も同じクラス。

帰りに、これも縁と思い、あさ開によって再度試飲させてもらい、「純米大吟醸新酒」(生原酒)四合瓶を一本購入、2080円。パンフレットを見ると全国新酒鑑評会で12回連続で金賞をとった唯一の蔵で(2005年)、この3年間も金賞受賞と言うなかなかの蔵。お昼からおいしいお酒をちびりちびりいただくという稀有な一日となった。

ちなみに、「あさびらき」の所以は万葉集だそうで、「あさびらき こぎ出て来れば 武庫の浦の 汐干の潟に 田鶴が声すも」、とパンフレットにあった。
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