風の行方とハードボイルドワンダーランド

再雇用の機会を捨て自由な時と空間を・・・ 人は何のために生まれてきたのだろうか? これから本当の旅がはじまる・・・

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雪のひま

春の山では、木の周りから雪が融けはじめる。雑木林ではたくさんの木があるので、それぞれの周りにタコツボのような穴ができる。
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日当りの良い斜面では雪解けが更にすすみ、点々と黒い穴が開いたようにように見える。
雪のひま

この景をなんと呼ぶか? 俳句に「雪間」という季語があり、「雪のひま」という傍題もある。だから、というわけではないがこれを「雪のひま」と呼ぶと疑いもなく思っていた。ところが今日の句会で、「雪のひま競ひし朝の雑木山」という句を出したところ、全く理解されなかった。縷々説明することになったが、上の写真のような木の周りの雪解けの穴のイメージは参加者全員が持ち合わせなかったのだ。あくまで雪間であり、単に雪がなくなって地面が露出したところ、というイメージだという。季語というのは標準語であり、季語だけですべてを言い表すというのが俳句の大原則だが、標準語だと信じていたのにそれが通じなかった驚き。

これ、なんというのだろう? もしくはこれを言い表す日本語の単語はない?誰か教えて・・・。

(追記有り、19日)

早速ある方からメールをいただいた。あるブログにこんな記載があったという。

「このような、樹木などの根元の周囲の雪が、周辺の雪よりも早く融ける現象を、「根明け(根開け)」とか「根周り穴」などと呼ぶところがある。東北や北陸などの雪国の言葉のようで、元々は、狩猟を生業とするマタギの言葉で、樹木の根元の雪が融け始めるのを、熊狩り開始の目安としたという。 いずれにしても、積雪が長く続く雪国では、木の根元の雪が融け始めると、間もなく春がやってくると思ったようである。」

「根明け」、なかなかいい言葉である。

雪国の言葉で一般的にはなっていないが、この現象は雪国に生まれ育った多分一千万人以上の日本人は見ているはずである一方、「十三詣」、「安良居祭」、「先帝祭」、など何それ?というローカルな行事が季語として採用されている。いったいどれほどの日本人が実際目にしているだろう。

俳句の世界というと、ほとんど確立された世界で、季語の恩寵、という言葉もあるぐらいだが、意外なところに落し物があった。というわけで、自己添削。

春遅き根明け競ふや雑木山
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