風の行方とハードボイルドワンダーランド

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国民の理解って何?

安全保障関連法案が衆院で可決されたのが16日。116時間も審議しながら結論も出せない人たちを税金で養いたくない、という話はともかく、各種世論調査では法案支持より不支持の方が多かった。これらの結果を受け、安倍晋三首相も「国民の理解は得られていない」、「国民にさらに丁寧にわかりやすく説明していきたい」と語った。これはこれで正しい。

では、「国民の理解」とは何か?

116時間の国会審議を全て見た国民は多分全体の0.1%もいない。部分的に見た人はもう少し多いだろうが、あくまで部分的で全体を理解することは不可能である。では、アンケートに「わからない」以外の答えをした人は何をもって理解しまたは反対したのか?答えは簡単で、新聞に書かれた記事とテレビで流される数分のニュースもしくはトーク番組から得られた情報である。

そこで、問題になるのが新聞の記事は、事実をきちんと伝えているか?というのこの記事のポイント。

それを検証するのに手ごろな記事があった。7月15日の国会前の法案反対デモの話である。ジャーナリストの石井孝明氏がアゴラに掲載したルポ記事である。氏は現場に赴き多数の写真を添えて実態をレポートした(http://http://agora-web.jp/archives/1648698.html)。ここからいくつかポイントを紹介する(青字)。

「・・・メディアでは映されないが、組合ののぼりが立ち並んでいる。参加者の大半は、自発的に集まったのではなく、組織に動員されていた。「写真2」は日教組の各組織が集まった場所だった。平日から公務員が仕事をせずに、政治活動をしている。「写真3」は労働組合の「連合」の抗議だ。組合のすることは安保ではないはずだ。写真2と3の現場の周辺の人は、60才前後に見えたが、これでも若い方だ。」「平和を訴える人たちのデモは、攻撃的でとげとげしかった。(写真6)(写真7)警察官の対応は、見る限りにおいて、中立だった。15日に警察官の胸ぐらをつかみ、公務執行妨害で2名が逮捕された。そのうち60才代の男は中核派の活動家だった。」
写真2 写真3 写真7
写真2               写真3               写真7

「若者代表「シールズ」の正体:ちなみに筆者は夜は多忙で現場を見なかった。そこでは学生団体と自称するシールズという団体が、国会前デモを仕切ったようだ。10万人の参加者と発表したらしい。図1の国会前の緑地帯がいっぱいになる程度なら多くて数千人だろう。・・・すぐばれる嘘はつかない方がいい。・・・ちなみにこのシールズと称する学生団体は主宰者が不明だ。メディアに出た名前を検索すると、共産党系の学生団体の民青の活動家、共産党地方議員の子弟の名前が簡単にひっかかった。私は3人確認した。」

「こうして現実のデモの奇妙さ、異様さを目にして、筆者はメディアに流れる安保法制をめぐる情報が、偏向していることを確認した。・・・もし疑問に思ったら、こうしたデモを見に行けばいい。筆者が描写をたいして誇張していないことが分かるだろう。」



これに対して、上記のデモに関する朝日新聞の7月16日の記事:「「民主主義って何なんだ」 強行採決に抗議、全国で」。以下ほぼ丸ごと抜粋(赤字)。

「衆院特別委員会での採決から6時間余り経った午後6時半、日中の暑さが残る国会正門前でこの日4回目の集会が始まった。仕事を終えたサラリーマンや親子連れなど、様々な世代の約2万5千人(主催者発表)が数百メートルにわたって歩道を埋め、声を上げた。
 訴えは午後11時半まで続いた。雨が降るなか、傘もささずにいた京都市の大学院生藤井美保さん(24)は「きょう行かないと後悔すると思って来た。反対の声を国会に届けたかったから」と話した。集会は3度目という大学院生の女性(22)は「きょうの雰囲気はこれまでと全然違う。参加者も増えた」。
 東京都大田区の警備員半沢英雄さん(68)は、40代の娘夫婦と小学生の孫の3世代でやってきた。デモにそろって参加するのは初めて。抗議する人たちの姿を、子や孫たちとともに目に焼き付けたいと、連絡を取り合って駆けつけた。「今まで生きてきた中で、政治が一番危うい。何か行動しなくてはと思った」
 集会は、国会周辺で五月雨式に続いた。午後7時半からは学生団体「SEALDs(シールズ)」が開催。授業後、友人2人を誘って来た都内の大学3年生木村茜(あかね)さん(21)は、「強行採決反対」と書かれたプラカードを掲げ、声を上げ続けた。「大学でも、安倍政権のやり方はおかしいと思っている友人は多い。民意を無視しているようにしか見えない」


この記事、普通の人ならすぐわかると思うが、真実の報道の顔をして、ごく一部の自分好みのサンプルを載せているにすぎず、報道とは程遠いしろもの。あまりに情緒的でこの文章を見ると吐き気を覚えるが、まだ数百万の読者がいるらしい。こういう記事で洗脳されると、私も戦争法案には反対、と答える人が半分いるのもわかる。

もう一つ、重要な点は法案賛成デモの報道が全くないこと。組織力では共産党に負けるので動員力には欠けるが結構あるらしい。あるブログで、西村幸祐氏のツイッターと写真が紹介されていた、「ゾッとする情報統制。安保法案(戦争抑止法案)賛成デモは、多くのメディアが報道規制。TV、朝日、毎日などは情報統制をして国民を騙します。」(http://deliciousicecoffee.blog28.fc2.com/blog-entry-5892.html)。

賛成3 賛成4

賛成2 賛成1

国民が理解をする情報源が新聞である限り、国民の理解など得られるわけはないような気がするのは悲観的過ぎ?
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